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確信をデザインする~新年度を迎える企業人へのメッセージ~(1/3)

2020.05.04ブログ / 広報誌

藤田 誠
確信をデザインする~新年度を迎える企業人へのメッセージ~(1/3)

新型コロナウイルスの影響で、皆さま大変な時期だとお察しいたします。
こういう時こそ、次のステージに向かうべく攻めていただきたい、そんな思いを込めて、今回の対談をお送りいたします。

2019年度を振り返る

 

 

平尾:企業も個人も、いよいよ右肩上がり時代の幻想が通用しなくなったことを感じています。われわれがお手伝いしている会社も、大きく事業戦略を変え、組織構造自体も大きく変え始めました。「みんなで一緒に手をつないで」という人事制度が成立しなくなりました。だからこそ、個人においては、一人一人のwill(意志)と周囲の巻き込み力がより求められ始めたことを感じます。

手をつないで」という人事制度が成立しなくなりました。だからこそ、個人においては、一人一人のwill(意志)と周囲の巻き込み力がより求められ始めたことを感じます。

藤田:漠然と既存の延長に限界を感じていたのが、業績低下や仕組みの不具合など、形になって現れ始めたのが昨年からの動きですね。一方で、変化への対応は二極化していると見ています。ダイバーシティーやSDGsについても、率先して取り組んでいる組織や団体があるが、「まだうちには早い」と割り切ってしまう組織もあります。「正解らしきものを求めるHow to指向」が強くなっている傾向も感じます。

大島:夏以降、われわれのクライアントになってくださるのは、本当に困っていらっしゃる経営者ばかりです。具体的には、赤字が続いた経営体制を黒字にするために乗り込んだ社長や、大企業グループの子会社として、今までは親会社から来る仕事をオペレーションしていれば、基本的に回っていたのが、自立して食っていく事業体制を作っていこうとする経営幹部などですね。

一方で、「変革したい」集団と、「変革に抵抗したい」集団と、分派ができています。あるいは社長であっても、自分の中に「変えなくてはいけない」という気持ちと、もう一つは「できればこのまま変えなくて、なんとかならないか」という気持ちと両面ある中で相談にいらっしゃるというパターンも増えてきています。

⇒2/3に続く

 

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