事例

成熟市場に対する新規事業の構築

小売業:2,000名規模

背景・課題
◆上場後、多角化経営を進めてきたが、ことごとく苦戦
◆新規事業構築に向けての経営陣のベクトルにズレがある
実行施策
◆ヒアリングで役員の現状と新規事業に対する認知のズレを明確にする
◆役員のみのミーティングを実施し、今後の戦略とその戦略に向けての経営層の在り方を考え直した
組織の変化・成果
◆「自分たちの強みを生み出した本当の源泉」を究明し、改めて戦略実行の優先順位のコンセンサスが取られた
◆新事業戦略を実現するための新たな組織を策定し、全社的な納得感を持って新規事業をスタート

課題の背景

上場後、多角化経営を進めてきたがことごとく苦戦。しかし成熟する市場の中で既存の戦力だけでは生き残れないことも見えており、M&Aも含めた新規事業の立ち上げが急務であった。そこで経営陣にヒアリングを行った結果、実は財務上の問題以上に経営陣ベクトルの不統一が最大の課題であることがわかった。新規事業構築に向けて、まずは経営陣が一枚岩になることがテーマとなった。

CCIによる実行施策

役員を集め、泊まり込みでのミーティングを実施。今後の戦略とそこに向けての経営層の在り方を考えるコンサルテーションを行った。最初こそ数字分析のみのやり取りだったが、ゼロリセットでどこまでも問題の本質を掘り下げる中で、「自分がこの仕事に感じている価値」や「役員の間に本当の一体感が無いことの問題点」といった本音も交えた意見が飛び交うようになった。最後には、経営理念を見直し、戦略も単に過去の成功体験から戦略を構築するのではなく、「自分たちの強みを生み出した本当の源泉」を究明した上で、改めて戦略実行の優先順位のコンセンサスが取られた。

施策による成果

ミーティングのコンセンサスを基に、新事業戦略を実現するための新たな組織を策定した。マネジメントスタイルも新たになり、今では全社的な納得感を持って新規事業がスタートできるようになった。

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