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コーチングの大切さと難しさ(ODNJ新年会のご報告)

2022.02.10セミナー情報 / ニュース / ブログ

平尾 貴治
コーチングの大切さと難しさ(ODNJ新年会のご報告)

1月28日(金)、設立時より運営に関わっているNPO法人OD Network Japanの新年会がオンラインにて開催されました。

当日は、阿久根謙司さん(現東京ガスケミカル株式会社 取締役常務執行役員)に「コーチングによる人材育成」というテーマで特別講演会をやっていただきました。
阿久根さんは、2011年にJリーグFC東京の代表取締役社長に就任し、自立を促すコーチングによるチームづくりで、2部に降格したチームを1年で1部に復帰させた方です。弊社の管理職研修などでもご登壇頂いており、今回は、上位下達が良しとされるスポーツや大企業の中で「自立し、成長し、成果を出す」チームをどう実現されてきたかをお話していただきました。

「YESかNOで答えさせるクローズドクエスチョンは、考えさせているようで考えさせてない(=思考を停止させる)」
「ビジネスの現場においては自部署以外にも言及させる」
・・・など印象的なお話が沢山でしたが、特に、質疑応答の中で出てきた「本当は経営幹部にこそコーチングのスキルと実践が必要だ。しかし経営幹部は今までの枠組みで成功した体験が邪魔してティーチングになってしまう」と言う言葉こそ多くの企業に当てはまる根深い難しさだと感じました。

現在、多くの企業ではイノベーションやSDGs対応など従来とは異なる価値創出ことが求められています。そういった組織では一人一人が右へ倣えの思考ではなく、当事者意識を持って自分の頭で考えることが求められています。そこにコーチングは効果的に機能すると考えます。つまりコーチングとは「外在的価値で動きがちな人の本質に対して内在的価値を啓発すること」なのではないでしょうか。

CCIとしても、今年の組織開発テーマは「内在的価値によるイノベーション」です。
そこで2月25日(金)16時より、「2025年問題を乗り越えるためのキャリア開発と組織開発」という無料オープンセミナー(オンライン)を開催いたします。私と一緒に登壇してくれるのは、現富士フィルムグループの人事であり、キャリアコンサルタント・産業カウンセラーでもある高林俊樹さんです。実は彼は、約20年前にそごう百貨店の同期として共に経営破綻の地獄を経験した私の同志でもあります。
前職での経営破綻と現職での戦略の大転換の中で、自分の、そして仲間のキャリアを見てきた彼だからこそのリアリティのあるお話が満載です。
ご興味のある方は是非。
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無料オンラインセミナー「2025年問題を乗り越えるためのキャリア開発と組織開発」

 

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