森田からメッセージ
「組織開発」に行き着いた、私の原点
想定外の環境変化からキャリアコンサルタントの資格を取得
前職では営業アシスタントや採用・人事など、様々なことを経験しました。
人事になる前は、経営や組織・人事などに関して関心は低くエンゲージメントを高く働きたいという意思も決して強くはありませんでした。
そういった中で上司が退職したことで、人事業務を引き継ぐことになり、知識も何もない状態で未経験でのスタートでした。
ちょうどコロナ禍で緊急事態宣言による完全リモートワークの時期と重なったこともあり、タスクとしての引き継ぎは出来ましたが細かな部分については自分で悩み、考えて実施せざるをえない状況でした。
また会社として派遣免許が必要だったこともあり、社内にキャリアコンサルタントの有資格者もしくは3年以上の人事経験者が必須でした。
退職してしまった上司がその有資格者で、他に資格保有者がいないこと、3年以上人事経験者もいなかったのでキャリアコンサルタントの資格の取得が必要となり取得しました。
キャリアコンサルタントの勉強をする中で、人事に必要な法律についてやメンタルヘルスへの対応などの知識が身に付きました。
実際に従業員と面談する中で面談スキルの向上も実感してきました。
そんな時期にキャリアコンサルタントの仲間から人事の勉強会の紹介をされ、そこでシー・シー・アイのパーパスエンゲージメントプログラムへキャリアコンサルタントとして参画することになりました。
パーパスエンゲージメントプログラムの立ち上げを検討していたキャリアコンサルタントとシー・シー・アイメンバーから「人事視点での意見が欲しい」というのが一番の理由でした。
孤軍奮闘で頑張りすぎて、体調を崩したことで自分の生き方を見つめ直す
当時の私は、人事として人材の定着率や採用など様々な課題を抱えていました。
その中でも1番悩んでいたのは「会議で決まったはずのことが中々進まない・なかったことになる、誰かがやってくれるとみんなが思っている」ということでした。
社長の思いと現場のギャップの間にいながらこの問題を解決したいと思い続けていました。
社内での関係性が出来上がっている中で、自分にはできることも踏み込める範囲にも限界があると感じていて、何もできないもどかしさがありました。
そんな時にパーパスエンゲージメントプログラムの話を聞いて、組織開発とキャリア開発を掛け合わせたアプローチということで、私が人事をしていた中での悩みや葛藤が解決されるプログラムだと思いました。
最初に話を聞いたときは組織開発に対する知識も経験もなかったこともあり、「本当にそんなことが実現できるの?」「理想としてはわかるけど、実現できる人ってどのくらいいるの?」「理屈ではわかるけど、可能なことなの?」と疑問に思ったくらいです。
実際にこの話をしているときに、当時在籍していた会社で出来れば私の悩みは解決すると思いましたが、導入できる可能性はあまり感じられませんでした。
そういった話はあれど、私自身は組織内で問題解決に向けて孤軍奮闘していました。
しかし、自分が感じている以上に心身ともに疲れが溜まっていたのでしょう、ある時 駅のホームで倒れてしまうということがありました。
20代の私にとって健康であるというのは当たり前だったこともあり、自分の人生や生き方、仕事に対して深く考える契機となりました。
その結果残念ながら、前職の会社を退職することになりました。
身体を休め、次の仕事をどうしようかと思ったときに、同じように悩んでいる人事や経営者がたくさんいるのではないかと思いました。
そう思ったときにまたどこかの組織に属するというイメージがあまりわかず、困っている人事や経営者を支援できる仕事がないかと考えたときに頭に浮かんだのがシー・シー・アイでの組織開発コンサルタントという仕事でした。
キャリアコンサルタントとしてパーパスエンゲージメントプログラムの案件に入り現場の面談を担当させていただいたときに、現場から生々しい本音がでてきました。生々しい声を引き出したと同時に、このあと現場の声をどう活用するのか?というところで組織開発に興味を持ちました。
20年後の日本を元気な社会にしたい
「違いがある」を強みに出来る組織づくり
コロナをきっかけに、働き方や生活環境、価値観の多様化が一気に進んだように感じます。これからの日本社会は少子化やインバウンドへの対応など、さらに異なる文化や価値観の共有が不可欠になっていくと考えています。だからこそ、お互いの価値観や考えを共有し、目の前に起きていることだけではなく、その背景まで理解することが必要だと思います。
私たちは「Z世代が〜」「バブル時代の人は〜」「昭和(昔)は〜」「日本人は〜」「海外では〜」などと、ラベリングして話をしてしまいがちです。しかし、世代や環境で括るような社会ではなく、一人ひとりの違いを尊重し、それを強みに変えられる社会を目指したいです。みんな違って当たり前、それを活かして新しい可能性を生み出せる社会を創りたいと願っています。そして、価値観や考え方を自分たちで変え続けられる組織作りを進めたいと思います。
私の目標は、20年後の日本が、多様性を尊重し、それを強みにして元気で活気ある社会となることです。そのために、今後も組織開発を通じて、より多くの企業や人々を支援していきたいと考えています。
実施プログラムについてご質問やご相談等ございましたら
下記にてご連絡くださいませ。