大島からメッセージ
CCIを立ち上げた背景
「1社1社深く関わり根本的な組織の問題を解決したい」という想いからCCIを起業。
「組織開発」という言葉も一般的ではなかった80年代、私は国内ではまだ珍しかった組織開発の考え方をもつコンサルタント会社で営業をしていました。その頃からパッケージ化した商材を売ることはなく、1社1社に入り込んで問題解決をしていくのが私の営業スタンスでした。
それが30歳くらいの頃に、会社の方針が変わったことで1社ごとに深く関わることができなくなってきまして。自分自身が納得できるコンサルティングをしたい、そんな悶々とした想いを抱えていたところに創業社長の吉田と出会いました。吉田と自分たちの理想とするコンサルタント会社を作ろうということで起ち上げたのがCCIなんです。
創業してから数年後、私は代表取締役となりCCIを経営してきました。自分自身が経営者となったことでコンサルテーションでの説得力が増しました。「経営者の孤独」に共感できるからこそのご相談も多いと感じています。本気で共感できるからこそ、会社内部に決して言えないことを私に打ち明けてくださるのでしょう。
今では30年以上経営してきたこと自体が私の強みであると自負しています。
CCIの強み
コンサルタント全員が経営者。だからこそ経営者の真のパートナーになれる。
起ち上げた当初、創業社長の吉田と常々話していたのは「自分たちがやれていないことは人に伝えても説得力がない」ということでした。
経営者の皆さまと対等に話すためには、自らも経営戦略を立てて実行する立場にないと、その葛藤や孤独に共感できない。だからCCIのコンサルタントは全員経営者なんです。それぞれが自立して経営の責任を負う立場にあるからこそ経営者の気持ちに寄り添えるし、経営の当事者としての覚悟をもって向き合えるのです。
全員を経営者にするために、CCIでは少し変わったしくみを取り入れています。
例えば評価制度。普通は上司が部下を評価し収入を決定すると思いますが、CCIでは全員が全員を評価し合う関係にあります。会長である私ももちろん評価対象になります。
例えば、プロジェクトを受注した際。私たちは営業もコンサルタント自身が行うのですが、受注を決めた際は、受注者がコンサルタントを任命し支払う額を決めるという「評価」をします。例えば藤田が受注した場合、私をコンサルタントに任命する否かはもちろん、支払う額も決められるということです。
本当の意味で経営者に寄り添って解決していくためには、受注の大変さも、経営の大変さも、それぞれが身を以て知る必要がある。だからこそ営業もコンサルタント自身が行い、それぞれが評価しあう関係を構築してきました。
全ては経営者の皆さんの気持ちに寄り添い、真のパートナーとして経営者のビジョンを実現できる組織を作り上げるために。自分たちの在り方から見直したのです。
2020年のパラダイムシフトに対して
どんな時代がきても。戦略を作り直すのもやりきるのも最後は「組織」
起業した頃のバブル崩壊に始まり、ITバブル、リーマンショックや震災など、私たちは外部環境が激変する場面に何度も立ちあってきました。
そんな世の中に急激な変化が起きている時こそ、組織開発は必要とされるのです。
2020年は新型コロナウイルスにより世の中全体に「自粛」という強い外圧がかかりました。国内の多くの会社が今までの体制を変え、半ば強制的にリモートワークに切り替えた会社も多かったことでしょう。
こういうときこそ「組織力」が問われるのです。
組織内の個人が自分たちのありたい姿やビジョンがハッキリしていて、社員一丸となり立ち向かえる組織であれば、外圧に潰されることなく変革を遂行し戦略をやりきれるでしょう。
例え在宅勤務で物理的に離れてもモチベーションを下げずにやりきれるので、ガチガチに管理せず上司も部下を信頼して任せられます。
一方、自主性がなく指示待ちのネガティブな社員ばかりの組織は動きも鈍くなるので、会社も立ち行かなくなるはずです。今後リモートワークが一般化し個々人の行動や心を察知しにくくなればなるほど、その差は大きくなると確信しています。
自分の会社がそもそも何のために存在し、自分はなぜその会社で働いているのか。今、組織やその中の1人ひとりが半ば強制的に問い直す時にきているなと感じます。企業の存在価値を自分に浸透させて、考えて動くことができる人が集まる組織は今後どのような困難な環境でも強いでしょう。
戦略をつくるのも、やりきるのも最後は「組織」なのです。
戦略と組織開発を一体で考えていくことで、どんな時代が来ても切り抜けられる。長年にわたって組織開発を手がけてきた私たちだからこそ、確信をもってそう伝えられます。
私から見た2人の「強み」
平尾
彼と一緒に仕事したいと思ったのには2つの理由がありました。1つは前の会社での苦い経験から、もう会社を倒産させたくない!という強い思いがあったこと。もう1つは極真空手をやっていたこと。彼ならお客様に対して本気で立ち向かってくれるだろうと思いました。実際、彼はクライアントの組織内に躊躇なく葛藤を作り、立ち向かうことができる。そこが彼の魅力ですね。
藤田
彼の魅力は人柄の良さ。でも最も彼がスゴイと思うのは、会議中一人ひとりの精神状態をよく見ていること。30人くらいの会議でも一人ひとり見ていて、そしてそれをよく覚えている。私も彼に言われてハッと思い出すことがあるんですよ。大企業でのマネジメント経験が彼のその能力を更に鍛えてくれたのかもしれませんね。
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