組織開発と心理的安全性を考えるオンラインセミナーを開催します

本年よりスタートした「内在的価値を軸とした組織作りセミナー」の第2弾をいよいよ開催いたします。

変化が続く社会において、働き方の多様性を求められる中で、「心理的安全性」は戦略遂行はもちろん、採用・定着率向上・育成にも関わる大きな経営課題です。そこで今回は、心理的安全性と内在的価値による組織開発について、株式会社タカラレーベンの執行役員である山地様にもご登壇いただき、実際に企業内で取り組まれているリアルな実例もご共有いただきます。

日時:2022年 5月26日(木)   16:00~17:30
場所:オンラインセミナー
費用:無料

セミナーの中では、心理的安全性の構築と組織開発を行っていくうえで重要な、下記の2つのポイントについて解説いたします。
①コミュニケーションに対する考え方を根本から変える
②問題解決に対する考え方をアップデートする

セミナーでは参加者同士で意見を交わすセッションも計画しておりますので、他の参加者のご意見も聞ける貴重な機会となります。

【こんな方におすすめのセミナーです】
・企業経営者、役員、事業・部門責任者
・大手企業の経営企画や人事で企画などを行っている方
・事業開発・新事業立ち上げなどを担当している方
・心理的安全性を組織の文化として定着させたい方

⇒お申し込みはこちら

※企業研修を行っている会社の方・コンサルタント会社の方・個人事業主や自営業の方のご参加はお控えください。

【登壇者】

山地 剛(やまじ ごう)
株式会社タカラレーベン
上席執行役員経営企画本部本部長兼人事部部長

ライフスタイルの「新常識」を発信し社会課題の解決に貢献する不動産総合デベロッパー タカラレーベングループにおいて、経営戦略・人事戦略の両側面から社内における心理的安全性の浸透を計画し、実施している。中期経営計画で掲げる「ナショナルブランドの確立」に向け、「DX」「ESG」「人材」といった視点も戦略に組み込み、持続的な企業の成長を目指している。

藤田 誠(ふじた まこと)
株式会社シー・シー・アイ
取締役

大学卒業後、大手CRM会社にて営業、オペレーター、CRMセンター立ち上げ、チームリーダーなどを経験。2002年2月より株式会社シー・シー・アイにて組織開発コンサルタントとして活動。2010年からは組織開発のコミュニティである任意団体ODネットワークジャパン設立発起人(現NPO法人ODネットワークジャパン)として活動もしている。2017年取締役就任

 

コーチングの大切さと難しさ(ODNJ新年会のご報告)

1月28日(金)、設立時より運営に関わっているNPO法人OD Network Japanの新年会がオンラインにて開催されました。

当日は、阿久根謙司さん(現東京ガスケミカル株式会社 取締役常務執行役員)に「コーチングによる人材育成」というテーマで特別講演会をやっていただきました。
阿久根さんは、2011年にJリーグFC東京の代表取締役社長に就任し、自立を促すコーチングによるチームづくりで、2部に降格したチームを1年で1部に復帰させた方です。弊社の管理職研修などでもご登壇頂いており、今回は、上位下達が良しとされるスポーツや大企業の中で「自立し、成長し、成果を出す」チームをどう実現されてきたかをお話していただきました。

「YESかNOで答えさせるクローズドクエスチョンは、考えさせているようで考えさせてない(=思考を停止させる)」
「ビジネスの現場においては自部署以外にも言及させる」
・・・など印象的なお話が沢山でしたが、特に、質疑応答の中で出てきた「本当は経営幹部にこそコーチングのスキルと実践が必要だ。しかし経営幹部は今までの枠組みで成功した体験が邪魔してティーチングになってしまう」と言う言葉こそ多くの企業に当てはまる根深い難しさだと感じました。

現在、多くの企業ではイノベーションやSDGs対応など従来とは異なる価値創出ことが求められています。そういった組織では一人一人が右へ倣えの思考ではなく、当事者意識を持って自分の頭で考えることが求められています。そこにコーチングは効果的に機能すると考えます。つまりコーチングとは「外在的価値で動きがちな人の本質に対して内在的価値を啓発すること」なのではないでしょうか。

CCIとしても、今年の組織開発テーマは「内在的価値によるイノベーション」です。
そこで2月25日(金)16時より、「2025年問題を乗り越えるためのキャリア開発と組織開発」という無料オープンセミナー(オンライン)を開催いたします。私と一緒に登壇してくれるのは、現富士フィルムグループの人事であり、キャリアコンサルタント・産業カウンセラーでもある高林俊樹さんです。実は彼は、約20年前にそごう百貨店の同期として共に経営破綻の地獄を経験した私の同志でもあります。
前職での経営破綻と現職での戦略の大転換の中で、自分の、そして仲間のキャリアを見てきた彼だからこそのリアリティのあるお話が満載です。
ご興味のある方は是非。
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無料オンラインセミナー「2025年問題を乗り越えるためのキャリア開発と組織開発」

 

人と組織の内在的価値を軸として、今の時代を生きる企業を実現する

いよいよ2022年がスタートいたしました。
皆様におかれましてはコロナの状況がまだ不透明の中、新規事業開発や既存事業の見直し、そしてそれに伴っての組織体制の変更など、課題が山盛りではないでしょうか。
一方で、人や組織においては、リモート勤務や副業などますますスタイルと価値観は多様化し、「昔ながらのマネジメント」は全く効果を発揮しなくなってきています。

これまで、企業は社会についての予測ばかり立てようとしてきました。
しかし、今のような時代においては、逆に企業内の一人一人が自分の内在的価値を大事にして、その価値をぶつけ合って統合したものをやり抜くことこそが、結果的に社会や顧客にとって価値ある企業と個人を実現するのではないでしょうか。

そこで私たちは、CCIの新たに中核プログラムとして「内在的価値による組織変革モデル」を考案いたしました。
つまり、「戦略」「組織」「制度」「個人」を部分ではなく、繋がりを持ったものとして包括的に捉え、かつその根底に「私(私達)の内在的価値」を中核とする組織開発(OD)です。

<内在的価値モデル図>

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上記の内容について、組織内実践者や専門家と組んで、全5回のオンラインセミナー開催いたします。

一回目となる2月25日(金)16時より、企業内人事担当者であり、かつキャリアコンサルタントでもある高林俊樹氏を招いて、「キャリア開発とOD」というテーマで開催いたします。
⇒お申込み方法は本ブログにて後日発表いたします。

※コンサルタント・研修会社関係者・個人事業の方はご参加をお断りすることがございます。ご了承ください。

オリンピックの足を引っ張った”おじさん文化”を考える

2021年9月4日(日)10:00より、社会保険労務士ネットワーク(SR LGBT&Allies)のZoom勉強会に登壇いたします。
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『オリンピックの足を引っ張った”おじさん文化”~海外在住LGBT当事者と考える~』というタイトルですが、決して年配の男性を攻撃しようという意図でやるわけではありません。私自身も61歳のおじさんです(笑)。
しかし、今回の東京オリンピックに関して、昔ながらの日本男児おじさんやオジサンコミュニティによる文化が色んなことにおいてブレーキをかけているかが、明確になった気がします。

女性蔑視発言による森元首相の会長辞任、顧客より金や権力の出所に注力したがための開会式他のマネジメント不全、金メダルに噛みつきセクハラ発言を行なった河村名古屋市長、嫁入り前のお嬢さんが殴り合いなんて、という張本氏の発言・・・等々です。

しかしいくらそういうのを「けしからん」と正論を述べても一向にこの空気は変わらないと私は感じています。今回は敢えて視点を変えて、もう少しダイバーシティを社会や経営にとっての「損得」で考える時間にしたいと思っています。

男女雇用均等法発令前後から女性会社員として働いてきた結城社会保険労務士と、LGBTQ当事者で海外で働くShogoさんを招いて、参加者の皆さんのご意見もどんどん伺いながら、オープンに「ダイバーシティーの損得」を考える時間にしたいと思います!

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『コロナに負けない組織作りセミナー』の5ヶ月間を振り返って

4月より「新型コロナ下のビジネスをどうしていくのか?オンラインでのマネジメントはどうすればよいのか?」というテーマでZoomを使っての少人数無料セミナー(「組織内の確信を高める経営とマネジメント〜テレワーク時代の組織開発〜」を定期的(原則週1回)に続けてきました。
その回数はまもなく25回になります。
この間に社会状況もめまぐるしく変わり、参加される方の問題意識や終了後の気づきも変化しています。

ここで改めて4月から8月までの5ヶ月間、各月にどのような象徴的なニュースがあったのか、そして参加者の方々はどのような気づきや葛藤を感じられたのかを振り返ってみたいと思います。
本セミナーは、単に「オンライン活用法やビジネスのやり方」を学ぶのではなく、この大きな変換期に企業人としてどうあるべきかという本質を掘り下げる内容です。
だからこそ、ここにある声は、経営や現場を必死で頑張っている方々の深く切実な声です。是非、皆さんの今後の経営とマネジメントを考えるためにご参考にしてください。

4月度

ニュース

○東京都が「緊急事態措置」による休業・休止・自粛が求められる事業を公表
○緊急事態宣言が全国に拡大し5月6日まで延期。中小企業には200万、フリーランス・個人事業主には100万円、個人には10万円の現金給付
○女優の岡江久美子さんが新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなる
○在宅ワークで管理職の3割「コミュニケーションがなくさみしい」半数が「生産性が下がっているのでは」と不安に

セミナー参加者の声

「分散出勤で全社員を集めることができない中でメッセージを伝えていきたい」
「Zoomを導入して間もないので有効活用の方法と期待効果を知りたい」
「企業が合言葉のようにコロナのせいにする言い訳をなくしたい」
「遠距離でも、対面でも、有効な手段を考えたい」
「オンラインをメインとした組織においても、戦略を実行するスピードを落とさず、社員同士共感を生み出すことをしたい」
「コントロールできないこととできることを整理したい」
「Withコロナは青臭い話をする非常に良い機会。企業理念や年度スローガンをもう一度見直し深掘りしたい」

5月度

ニュース

○従業員 業種越えシェア
○コロナ収束後も「在宅勤務を続けたい」 女性は7割
○テレワーク 導入企業の9割「運用に課題」
○日立、週2~3日出社 在宅前提に脱・時間管理
○NTT、在宅勤務5割を標準に グループ280社の間接部門

セミナー参加者の声

「リモートワークでの社員の仕事の見える化をしたい」
「在宅勤務が始まり新しいマネジメントスタイルを知りたい」
「心理的な安全性と組織の効果性を保ち、クライアントに対して価値を提供したい」
「こういう時だからこそ、全従業員が自社の経営理念に即し、自ら考え、行動することで組織の成長と自分自身の成長を実感できている状態を作りたい」
「不要な会議の削減できる環境を作りたい」
「テレワークの幹部・管理職・リーダーの心構えを考えたい」
「在宅勤務への抵抗感がある経営者にどう理解させるか」
「今回の逆境をチャンスにしたい」
「このような危機に従業員から経営者は厳しく見られている」

6月度

ニュース

○テレワークで「リモハラ」懸念
○ウェブ面接手探りで 選考解禁 企業7割採用、学生には戸惑いも
○ライオン、副業人材を公募 リモートワーク拡大追い風
○レオパレス1000人削減 希望退職募る 前期は700億円赤字
○「ジョブ型」に労働規制の壁 コロナ下の改革機運に水
○テレワーク、23区で半数経験 「継続したい」9割 内閣府調査
○第一生命がオンライン販売 大手生保で初 年度内に全商品

セミナー参加者の声

「新しいやり方に変わる必要があると思うのだが、上層部は元の状態に戻ろうとしている」
「オンラインを使った営業手法の構築したい」
「会社に寄り掛かった働き方をする社員の意識改革を行ないたい」
「リアルと同じようにオンラインを使おうとしていたことが間違っていた」
「リモートワークの現在を一時的な緊急事態としてとらえずに動き出したい」
「採用活動で、オンラインを有効に効果的に使用したい」

7月度

ニュース

○富士通、オフィス面積半減 在宅勤務前提でコスト減
○日本流のジョブ型雇用模索 解雇規制巡る議論浮上も
○遠隔勤務 人材採る機会に。地方・都市圏の境界薄れる
○副業、企業の境界溶かす ヤフー高スキル人材100人採用
○中小企業減容認へ転換。政府、社数維持の目標見直し。新陳代謝促し生産性向上
○富士通、SEの客先常駐を見直し
○「サイバー攻撃増えた」3割。4月以降、被害発生も15%。
○業界再編「加速」43%。M&Aに意欲。経営環境悪化で拍車
○NTT、在宅7割に拡大。日立は出社制限延長 感染防止、政府要請踏まえ

セミナー参加者の声

「テレワークの可能性を強く感じている」
「社内でオンラインでの仕事の進め方、組織開発のスタンダードを作りたい」
「オンラインにおける顧客との関係づくりを進めたい」
「採用と教育の目的を達成したい」
「これからの働き方で人と人との関係性をどう築いていくか」
「物事や出来事の本質がどこにあるかを見極めることの必要性を改めて感じた」
「オンライン会議でもプロセスをしっかり見、適切に働きかけが出来るよう意識する」

8月度

ニュース

○KDDI、正社員をジョブ型雇用に 一律初任給も廃止
○在宅勤務、休日・深夜も容認 明確に 厚労省指針
○営業・接客「脱対面」 家電や車、在宅勤務浸透で
○早期退職募集9300人 1~8月半ば 8年ぶり50社超、アパレル最多の8社
○GDP実質マイナス27.8% 戦後最大の下げ 4~6月年率
○ウェブ面接だけ「就職不安」6割 21年卒、民間調べ 雰囲気 把握しづらく
○未曽有の減収 企業窮地に 3割減、4社に1社 世界1万社の4~6月
○テレワーク暗証番号流出。国内38社に不正接続。政府も調査。
○ホンダが通勤手当廃止。実費精算に。在宅勤務手当を新設

セミナー参加者の声

「リモートのマネジメントをできるようになりたい」
「コロナでなくても働き方は多様にあるべきで、その一つがオンラインというだけだと気付いた」
「zoomの機能を効果的に使うことで、対面では得られない成果を得ることもできることがわかった」
「オンラインにおける効果的なコミュニケーションのポイントが見えた」
「対面ができないからWebというよりは、そちらの方が効果的だからWebにしたと言えるようにしたい」
「こういう時だからこそ、組織改革のために大事な前段階、外部環境、会社の使命、ゴールを共通認識できるようにしたい」

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改めてこうやって振返ってみると、当初は一時的かと思っていたオンラインビジネスや在宅勤務が常態化していく中で、組織内においても立場の違いによるジレンマやパラダイムシフトの難しさが顕在化した5カ月間だった気がします。同時に、こんな時だからこそ、個人の内省と、他者との主観のぶつけ合いの重要性を感じています。

今月以降も無料Zoomセミナー「組織内の確信を高める経営とマネジメント〜テレワーク時代の組織開発〜」は継続していきます。
本気で顧客と社員のためになるオンライン化を目指す皆様の参加を、心よりお待ちしております。