• Posted 17.09.04

8月26日(土)27日(日)の二日間、富士ゼロックス総合教育研究所スペースアルファ三宮にて、弊社代表の大島が理事を務めるODネットワークジャパン(ODNJ)の「2017年 年次大会」が開催され、参加してまいりました。

ODNJとは、組織開発(Organization Development ;以下ODと記す)に関わる実践者(経営者/内部実践者/コンサルタント)と研究者が、ともに学び、効果的で健全な組織づくりに向けて協働するコミュニティです。
今回は年次大会としては久々の東京以外での開催であり、約200名の方が参加されました。ODNJのベースとなる弊社社内で2005年にスタートした小さな勉強会を思い出すと正に隔世の感があります。
今回のテーマは「境界を越えて一歩踏み出す」
部門外、社内外、外部実践者と内部実践者など、様々な境界を超えた事例や、超えるためのワークショップなどの実践的なプログラムが満載でした。

以下、私が参加したプログラムの中のほんの一部ですが、感想です。

■講演:「企業を超えてイノベーションを起こす」濱松誠さん(One JAPAN代表/パナソニック株式会社)、大川陽介さん(One JAPAN共同発起人/富士ゼロックス株式会社)

今回のハイライトといってもよい、大会の勢いを決定づけた時間でした。
大企業の若者達が、大企業病を打破するために部門も会社組織も超えて、一体感ある企業と日本を作るための大きなムーブメントを作っていらっしゃいました。
数年にわたって活動を持続し、かつ役員の方まで巻き込んでいるのが素晴らしかったです。御発表のお二人の火傷しそうなエネルギーにすっかり惚れ込みました。

■事例発表:「コミュニケーションバリアフリープロジェクト」野口万里子さん・来山佳奈さん(塩野義製薬株式会社)

社内活性化とマーケティング双方対して、障碍者を考慮したプロジェクトのお話でした。自らも聴覚障碍者であるプロジェクトメンバーの方の発表。
単に福利厚生や社会貢献のためではなく、マーケティングとも結びつけていることに納得でした。

■ワークショップ:「自分の境界を超える」グゥエン・スターリングさん(ODネットワーク ヨーロッパ支部理事 )

Use of self(組織開発の実践者として自らをどう使うか、という考え方)の自己診断表も使いながらのワークでした。
OD介入のステップの中での自分自身の課題の明確化や、アドボカシー(自分の正しさを信じ、自分のポジションを明確にする)とインクワイアリ―(相手の視点の理解に強める)を自由に行き来するワークなどから、深い学びがありました。

■ワークショップ:「『成功体験を捨てよう』とは、もったいない」日山敦生さん(緑ビジネスコーチ研究所 )

問題に対してではなく、成功したこと対して「なぜなぜ分析」をしようというアプローチを実戦的に学びました。問題の解決や成功体験に再現性を持たせるための究明など具体的に学ぶことができました。

■クロージングセッション

四角い小さな箱に、自分自身の2日間の気づきを書き込みながら参加者同士で共有しました。それぞれの気づきのポイントの一致点と相違点を共有することで更に自分の気づきも深まりました。

・・・全体を通して私が感じたこと・・・

結局のところ「物的な境界」を超えるには、まず自分自身の「メンタル・モデル(認知や意識の枠組み)の中にある境界」を超えることだと再認識いたしました。
今回の学び・気づきを胸に刻み、これからも組織開発に邁進してまいります。

さて、以下に、弊社代表でありODNJ理事でもある大島に大会についてのインタビューをいたしました。そちらもご覧ください

平尾貴治

ODNJ理事(事務局長)大島岳インタビュー

 

Q:今回の大会開催について、今までの違いなどあれば教えてください。

ODNJの会員が順調に増加していく中で、東京だけではなく地方で開催してとの要望が出ていました。そんなリクエストを受けて、名古屋大会以来の神戸三宮開催となりました。
地方開催でどの程度集客が出来るのかドキドキでしたが、大会委員長の渡邊さんのご尽力で200名を越える参加者が集まり、おかげさまで大盛況でした。

Q:理事としてご覧になって、参加者の反応はいかがでしたか?

参加者の皆さんから頂いた感想で印象的だったのが「楽しかった!」という言葉です。何より私自身も「楽しかった!!」と心から思える大会でした。なんでそんなに「楽しかった」と感じたのか今後も掘り下げてみたいと思っています。

Q:プログラムについては、どんなことを感じましたか?

金井先生の基調講演にはじまり、ODNJ体験講座の参加者であるキヤノン株式会社CKIコンサルティング部 部長の小西さんがエクセレントアワード組織賞を受賞され講演頂いたのも嬉しかったですね。ご本人から幾度となくお話しは聴いているのですが、ストーリーで聴くとそのインパクトは新鮮でしたね。
One Japanの濵松・大川両氏の事例発表は、若いエネルギーをガンガン感じて、お行儀とかではなく荒削りで、それでいて所属組織や日本に対する愛情に満ちていて感激しました。
またGapJapanの事例発表では、パラレルキャリアの発想を切っ掛けに、NPOに社員を派遣するのですが、何より人事担当志水さんの覚悟を聴けて勇気づけられました。

ああっ! やっぱり、覚悟を決めた働きかけに勇気をもらったのでしょうね。

 

年次大会2017「境界を越えて一歩踏み出す」タイムテーブル