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【開催レポート】部下育成に活かす関係性の作り方~世代間ギャップを埋めて現場実践力を高める~

2025.08.13ブログ

森田萌果
【開催レポート】部下育成に活かす関係性の作り方~世代間ギャップを埋めて現場実践力を高める~

2025年8月5日(火)東京商工会議所 千代田支部様主催のもと、オンラインセミナー「部下育成に活かす関係性の作り方~世代間ギャップを埋めて現場実践力を高める~」を開催いたしました。
多様な世代が共存する現代の職場では、価値観や働き方の違いが摩擦を生み、生産性やエンゲージメント低下の要因となることがあります。さらに、指導が「ハラスメント」と受け取られることを恐れて管理職が発言を控えたり、逆に部下からのハラスメント行為(逆ハラスメント)への不安が生じるケースも増えています。
本セミナーでは、こうした課題に対して、組織開発の視点から関係性を改善し、現場実践力を高めるアプローチをお伝えしました。
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セミナー構成と主なトピック
•土台としての組織開発の基本概念を確認:組織開発とは
•関係性と実践力
•世代間ギャップはなぜ生じるのか
•部下指導における考え方の整理
•信頼関係を築くコミュニケーションで陥りやすい罠
•信頼関係を築くコミュニケーションで大切なこと

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セミナーの様子
セミナーでは、まず世代間の認識の違いを整理し、参加者の皆さまに「なぜズレが生まれるのか」を考えていただきました。そのうえで、部下指導における関わり方や、信頼関係をつくる際に陥りがちな罠を紹介。
オンライン形式ながらも、ワークや問いかけを通じて「自分の職場でどう活かせるか」を考える時間を設けました。ワークでは様々な質問や意見をチャットへ書き込みいただき、参加者の皆さまが熱心に自組織の現状に当てはめて考えている様子が印象的でした。
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参加者の声から見える「関心ポイント」
◆ 印象に残ったテーマ
•信頼関係を築くコミュニケーションで陥りやすい罠
•部下指導に対する考え方
•世代間ギャップの理解
→ 特に「信頼関係づくりの難しさ」と「世代間の認識差」への関心が高く、多くの参加者が「部下との関係性改善に活かしたい」と回答しました。

◆ セミナー後の行動意欲
•「部下との関係をよくしたい。決めつけずプロセスを大事にしたい」
•「世代間のギャップを受け止めながら接していきたい」
•「信頼関係の質を高めることで成果につなげたい」
など、前向きな声が多く寄せられました。

◆ ウェビナー後の個別相談セッション
•今回のウェビナー終了後には、参加者の方から個別相談のご依頼もいただき、オンラインでセッションを実施しました。
ご自身の現場で起きている具体的な課題を整理しながら、「どのように実践へつなげるか」を一緒に考える機会となりました。
セミナーで得た学びを即座に自社に活かそうとされる姿勢からも、多くの方にとって本テーマの重要性が伝わっていることを感じました。

◆ 今後知りたいこと
•自分の気づきを整理・深めたい
•他社の工夫や悩みを知りたい
•自社の現状を話し合いたい
→ 単なる知識習得にとどまらず、他社との比較や共有を通じて理解を深めたいという意欲が目立ちました。
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さいごに
今回のセミナーでは、部下育成やハラスメント対応という「個別の課題」を超えて、組織の信頼関係を強化し、エンゲージメントを高めるための視点を提供しました。
まずは、直属の部下との対話や1on1の場面で「相手の価値観を理解する質問をしてみる」「フィードバックの意図を丁寧に伝える」といった小さな一歩から始めてみてください。もし自社での取り組みを整理したい場合は、お気軽にご相談ください。
本セミナーが、皆さまの職場での関係性づくりや世代間の橋渡しのきっかけとなれば幸いです。

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