• Posted 13.05.29

ありがたいことに、今月も様々なお客様のサポートをする機会があり、あっという間に5月も終わろうとしています。
先日は、そんなスケジュールの間をぬって、設立にも携わったODネットワークジャパンの年次大会に参加するため、名古屋の南山大学まで行ってきました。

 

複数のセッションが同時進行するなか、私は以前から関心があった「キャリア開発」と「OD(組織開発)」との関係性を考えるセッションに参加し、そこで大きなインパクトを受けました。
恥ずかしながら、勉強不足でこれまで「キャリア開発」については漠然としたイメージしか持っていなかったのですが、専門家の方にお話を伺い、自分が持っていたイメージは間違った認識だったことがわかったのです。

 

特に印象に残ったのは、「キャリア=会社の仕事(job)」ではない。社会活動の中で個人が置かれている役割全般(家庭での役割、地域社会での役割、など)を、キャリア開発における仕事(work)と捉えている。というお話でした。
私自身、過去には仕事を兼業したり、仕事とスポーツチームでの活動を両立させてきたり…と、複数の場所で「いかに人や社会に対して、影響力を持ったり、貢献の出来る人間でいられるか」ということを考えてきました。
自分にとってはそれぞれの場に「work」があり、それを全うすることが自分の在りたい自分に近づける道だと感じていたから、打ち込むことが出来たのです。
しかしその一方で、「なぜお金にならないことに、そんなに打ち込むの?」という疑問を周囲から投げかけられた経験もあり、理解してもらえない寂しさを感じたこともあります。

 

まだ日本では、キャリア開発を「昇進・昇格、職種変更、就職活動」と捉えられている傾向が強いというお話に、深くうなづいてしまいました。
私自身、組織の中で仕事をしていると、無意識に「jobを最優先させて考えなければいけない」ような気持ちになり、家庭や地域、それ以外の場でのworkに取り組むことに罪悪感を感じる瞬間があったのです。
だからこそ、今回の「キャリアはjobではなく、work」という考え方を聞き、霧が晴れたような気持ちになれました。

 

キャリア開発で著名なスーパー氏は、「キャリアは虹のようなものである」と言っていたそうです。
会社・家庭・地域社会…人生には、虹が複数の色の重なりで出来ているように、様々な場でのworkが同時進行していて、その時その時で色の輝き方のバランスも違っていい。
そう考えると、自分の虹をどう輝かせようか?広い視野で物事が考えられそうな気がします。

 

自分の生き方・在りたい姿(ビジョン)が明確だからこそ、OD(組織開発)も出来る。
所用のため、2日間の年次大会のうち初日しか参加することが出来ませんでしたが、セッションの最後に聞いたこの言葉に大きな力をもらい、明るい気持ちで帰路につくことが出来ました。
自分が関わるサポートでも改めて、組織に属するお一人お一人のビジョンが組織を変革する力になることを忘れず、取り組んでいきたいと思います。

 
Sotoyama