【開催レポート】経営者・経営幹部のための主体的に動く企業文化をつくるリーダーシップセミナー

2025年5月14日、東京商工会議所 港支部様主催のもと、オンラインセミナー「経営者・経営幹部のための主体的に動く企業文化をつくるリーダーシップ~当事者意識が生む戦略的成長・離職率低減・組織の変革~」を開催いたしました。

近年、変化の激しい経営環境において、「言われたことをこなす」だけではなく、社員一人ひとりが当事者意識をもって行動できる組織が、継続的な成長を遂げています。本セミナーでは、そうした「主体的に動く企業文化」をつくるために、リーダーに求められる視点と実践をお伝えしました。

■ セミナー構成と主なトピック

・リーダーとは、リーダーシップとは
・リーダーシップが求められる背景
・当事者意識とは何か
・問題をどう設定し、正対し、本質を見極めるか
・当事者意識を醸成するための実践アプローチ
・導入事例の紹介

■セミナーの様子

セミナーでは、主体的に動く企業文化を実現するために欠かせない「当事者意識」について詳しくお話ししました。これは、リーダーシップやフォロワーシップの前提となる重要な考え方です。
オンラインのセミナーでは、なかなか自分事にしていくことも難しいため、セミナーで伝えた内容を自社・自組織に当てはめて整理する問いをセミナー中に6つほど考えていただく時間を取りました。

参加者の皆様は、真剣にその問いについて考えていて、自組織で何を解決し、どう行動するか?なぜ今まで変えられなかったのかということをリフレクション出来ていたように思います。
皆様、熱心に自組織の課題について考えておられる姿がとても印象的でした。

■ 参加者の声から見える「関心ポイント」

◆ 印象に残ったテーマ
・「問題の本質をどう見極めるか」(最も多くの選択)
・「当事者意識とは」
→ 具体的な課題設定とその本質の掘り下げに多くの関心が集まりました。

◆ セミナー後の行動意欲
参加者全員が「第一歩を踏み出したい」と回答。主な意向は以下の通りです。
・「本質を掘り下げたい」
・「関係性・チームを作りたい」
・「巻き込む人を明確にしたい」

◆ 今後知りたいこと
・自分の気づきを整理したい・深めたい
・他社の工夫や悩みを知りたい
・自社の現状について話してみたい

■ さいごに

今回のセミナーをきっかけに、ポジティブなリーダーシップを発揮する人や組織が増えることを願っております。
今回の学びを現場に活かすには、まずは「自組織の問題の本質が何か考えること」から始めてみてください。そのためのサポートも可能です。

経営者・経営幹部こそが、組織変革の鍵を握っています。
「戦略をやりきる組織」に変えていくには、リーダー自身の変化と覚悟が求められます。

本セミナーが、皆さまの一歩を踏み出すきっかけになったのであれば幸いです。

※本記事に関するお問い合わせや、次回セミナーのご案内をご希望の方は、お気軽に下記よりご連絡ください。
株式会社シー・シー・アイ|お問い合わせフォーム:https://cci-od.jp/contact

【セミナーレポート】経営幹部・管理職向け 組織開発セミナー開催報告

開催概要

2025年4月18日、東京商工会議所 葛飾支部様主催のもと、リアルセミナー「人口減少時代を乗り越える実践力向上の原理原則 ~経営幹部・リーダーに必要な当事者意識を高める組織開発~」を開催いたしました。

人口減少や採用難が続く中、「今いる社員の実践力をどう引き出すか」に悩む企業は少なくありません。今回のセミナーでは、制度や研修に頼るのではなく、“当事者意識”を醸成する組織づくりの原理原則について、事例と理論を交えてお話ししました。

参加者の反応から見えたキーワード:「当事者意識」と「実践力」

セミナー後のアンケートでは、以下のテーマが特に印象に残ったと多くの声をいただきました。

– 当事者意識を高め、現場の実践力を向上させるポイント
– 組織で導入する際の考え方とプロセスの設計
– 社会変化における戦略と価値観の変化、組織開発の役割

参加者の皆さまからは、
「自分の気づきを整理する良い機会になった」
「他社の工夫や悩みを聞いてみたい」
「自社のプロセスを考えるきっかけとなった」
など、前向きなフィードバックを多数いただきました。

現場で「変えてみたい」プロセスに火がついた

アンケートでは、参加者の9割以上が「何かを変えてみたい」と感じたと回答。
具体的には、以下のようなテーマへの関心が多く寄せられました。

– 対話の機会と質の改善
– 意思決定プロセスの見直し
– ミドルマネジメント層の裁量と役割の明確化
– 現場のモチベーションを引き出す仕組み

今後に向けて:雑談からはじめる組織開発

今回のセミナーを通じて改めて感じたのは、制度や研修だけではやっぱり限界があるということです。
「対話の質」「関係性の土壌」「構造の歪み」——ここに目を向けることが、現場の実践力を引き出す鍵だと思っています。

最近は、「Z世代とどう向き合えばいいのか?」というご相談もよくいただきます。
私自身、雑談ってすごく大事だなと改めて思っています。何気ない会話の中から、その人の価値観や想いが見えてくることってあるんですよね。

世代間のギャップや価値観の違いを、対話を通して埋めていくコミュニケーションがより重要になってきていると強く感じています。

最後に:今後のご案内

CCIでは、引き続きこのような場を通じて、経営と現場をつなぐ“変革の起点づくり”を支援してまいります。

今後も、「現場が動く組織づくり」に役立つセミナーやブログを定期的に発信していきます。
ご関心のある方は、ぜひ今後のセミナーにもご参加くださいませ。

人を採用しても辞める、育てても定着しない。その悩み、組織の“実践力”が原因かもしれません

採用費をかけてもすぐに辞めてしまう。
研修をしても現場に活かされない。
制度を整えても“変わらない”空気が残る——そんな声を、私たちは日々耳にします。

今、多くの企業が「人が採れない」「人が辞める」「人が育たない」といった課題に直面し、採用強化や研修、制度整備などさまざまな打ち手を講じています。
しかし、それでもなお“現場が動かない”という感覚を抱えている方も多いのではないでしょうか?

本当に問うべきは、「今いる社員が活きる組織になっているか?」です。

私たちCCIはこう考えます。

当事者意識を醸成しようとすると、つい個人の意識や行動に焦点を当てがちです。
しかし私たちは、当事者意識は“組織内の関係性”や“組織の構造”の中で育まれるものであり、そこにこそポイントがあると考えています。

例えば……
・ミッションや目的が共有されていない
・意思決定が上層部に集中し、ミドルが裁量を持てない
・「対話の場」があっても、本音が語られない空気がある

こうした状態では、いくら施策を打っても、個人が力を発揮する余白は生まれません。

CCIでは、組織とは外部からのインプットを内部で変換し、再び外部へアウトプットする“変換装置”であると捉えています。
そしてアウトプットは、変換装置である組織内部4つの項目のうち、一番低いレベルに揃ってしまいます。いくら素晴らしい戦略があっても、ヒューマンプロセス(例えば、働く人のモチベーション)が低ければ、うまくアウトプットは出ないのです。

(組織開発の手法のタイプ分け(カミングス&ウオーリー:中村和彦訳)に加筆して作図)

そしてその“変換力”は、次の3つの要素が噛み合うことで最大化されると考えます。
1. 内発的動機(WHYを言語化できること)
2. 関係性の質(対話・信頼・共通言語)
3. 組織構造と制度の一貫性(仕組みと意志の接続)

これらが整うことで、組織の実践力が向上し、「今いる人材」が変化を生み出す“当事者”に成長し、組織の実践力向上に繋がります。

これらの考え方を組織開発の理論と実践を通じて、「当事者意識」を高め、現場の実践力を向上させるための無料セミナーを開催します。
セミナーでは、皆様の組織に合った変革を進めるために、具体的なアプローチと成功事例を紹介し、ディスカッションを通じて深掘りしていきます。


■セミナータイトル:
人口減少時代を乗り越える実践力向上の原理原則
〜 経営幹部・リーダーに必要な当事者意識を高める組織開発 〜
(主催:東京商工会議所 葛飾支部)

■ 日時:2025年4月18日(金)14:00〜16:00
■ 会場:テクノプラザかつしか(東京都葛飾区青戸7-2-1)
■ 参加費:無料(限定30名)
■ 特典:自社の振り返りに活用できるワーク付き

詳細・お申し込みはこちら:
https://x.gd/NsdSS


「人を変える」のではなく、「組織を変える」ことで、
社員の力を“引き出せる組織”へ変わっていきませんか?

「人材の力を、制度ではなく“組織”の力で引き出したい」
そうお考えの経営者・人事責任者の皆様のご参加を心よりお待ちしております。