「新中期経営計画が腹に落ちない本当のわけ~2020年からの大変化を乗り切る戦略と組織を考える~」というテーマで、大手町ファーストスクエアカンファレンスにて、経営のための組織開発セミナーを実施いたしました。
当日は、日刊工業新聞社様の取材も入る中、大きな経営環境変化の中で戦略実行をお考えの経営者・経営層の皆様にご参加いただき、弊社のコンサルテーション事例、その論理的背景、そして実際の価値統合のプロセスについてお伝えし、変化の時代を勝ち抜く組織のあり方を考え、話し合っていただきました。
お忙しい中ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございます。
以下、レポートいたします。
1、変化対応企業の事例
弊社会長の大島より、某企業の経営企画部長との対話からスタートし、役員を巻き込んだ合宿ミーティングの中で、中期経営計画をやり切るための経営チームと新たな規範を構築し、結果として具体的な施策を実行していった生々しい事例をお話をさせていただきました。戦略と組織内の感情が結び付いていくダイナミズムを感じていただけたと思います。
2、戦略をやり切る組織創りの3つのポイント
「中ではなく外に目を向ける」「間主観の話合いをする」「テーブルの下(プロセス)に目を向ける」という3つのポイントについて弊社社長の平尾より先ほどの事例を踏まえてご説明いたしました。特に経営において見逃されがちな「主観と主観をぶつけ合い統合すること(間主観)」の深さと重要性には始めて触れたご参加者も多かったようです。
3、価値統合マネジメントを実践するために
間主観をやれるかどうかの分かれ目となる、「正解のないものに対して、主観を言い切り、聴き切る」という話合いを、参加者の皆様に複数の小グループに分かれ、実際にワークとして体験していただきました。それぞれがご自身の人生や経営の背景を基に、驚くほど熱く意味のある討議がなされ、そのプロセスの振返りの中で、間主観を体験していただきました。
4、懇親会
セミナー終了後、ほとんどの参加者が同じビルにある懇親会場に移動し、それぞれの感想や疑問をぶつけ合い、あるいは業界を超えて経営についての問題意識を対話され、とても楽しく、かつ意味のある懇親会でした。
楽しく学びの深い時間はあっという間に過ぎました。
ご参加された皆様はもちろん、すべての企業が、戦略と組織を結びつけて、大きな変革期を逞しく乗り越えられることを、心よりお祈りいたします。
藤田誠
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