心理的安全性のある社会を作る
4月28日29日の二日間、私、平尾は、今年も社会保険労務士仲間の有志(社会保険労務士LGBT&アライ)と、代々木公園で行なわれた東京レインボープライドにブースを出させていただきました。
東京レインボープライドとは、「LGBT、いわゆる性的少数者(セクシャルマイノリティ)が、差別や偏見にさらされず、前向きに生活できる社会の実現」を目指した団体およびイベントの総称です。
今年驚いたのは、明らかに去年より人が多く熱気がすごかったこと。後で知ったのですが過去最高の来場者数でした。
また、企業の協賛も去年までは、比較的先進的な企業や外資系が多いイメージがあったのですが、今年は日本的なレガシーな企業が協賛したりブースを出している気もしました。
私のいたブースでは、今回「こんな職場にしたい!」をポストイットに書いて頂いたのですが、初日出だしの1時間でもうビッシリでした。
書いてある言葉を見ると、「自分らしく正直でいられる職場」「入り口(採用)の段階で性差別のない会社」「異性と結婚していないしつこく聞かない会社」などがありましたが、中には「人が死なない職場」という深刻なものや、「社長、いつまでも女は女らしくなんて言ってんじゃねえぞ!」という気持ちのこもったものまで千差万別でした。
LGBT当事者の方もそうでない方も、本当に職場に心理的安全性を求めていることを痛感です。
ブースを出していたら、企業内の方はもちろん、学生さんや社労士志望の方、組織のコンサルタントや研修講師の方等が何人も話を聞きに来てくれたことも、今年の一つの特徴でした。我々が作った職場のLGBTハンドブックや企業の施策実践事例の小冊子も思った以上に買ってくださる人も多く、自分の力で住みやすい社会を作ろうとしている人が増えていることを実感しました。
つくづく思うのは、人間は、自分の思うように生きている時は、赤ん坊のように本当に綺麗な顔で笑うということ。
私自身、この二日間本当にたくさん笑いました。
多様性を大事にというのは、決してLGBTのことだけではありません。
全ての人、例えば、100人いれば100人の人が、それぞれに違い、多様性の持ち主です。
「あの人は男(女)だから」「彼は経営者だから」「若手社員ってさあ」「この業界はね」「営業の人って」・・・そんな『雑なコミュニケーション』はそろそろ卒業しましょう!
平尾貴治
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