書籍に学ぶ組織開発のポイント(3)・・・嫌われる勇気~自己啓発の源流「アドラー」の教え~

「企業と人材」の本年1月号から3月号まで「専書!(専門家が選んだ3冊)」のコーナーに掲載させていただきましたが、いよいよ最終回“嫌われる勇気~自己啓発の源流「アドラー」の教え~(岸見 一郎 , 古賀 史健 )”の記事をご紹介いたします。

※本ブログは「企業と人材」を発行する産労総合研究所様の許可を頂きアップさせていただいています。掲載記事全文はこちらからお読みいただけます。

ここまで、外部環境や戦略と組織開発との関係の再確認する書籍として、”マーケティングとは「組織革命」である(森岡 毅)”、そして、組織の中に存在する一筋縄ではいかない構造の観方を学ぶ書籍として”なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方(枝廣 淳子、小田 理一郎)”を紹介してきました。
そしてこの本は、いよいよ組織・対人においてよく生きるためにはどうあるか、と自分自身に問うものです。

組織としてどのように素晴らしい戦略を立てようが、仕組みを作ろうが、実行段階で一番厄介なのは犠牲者感です。「一所懸命やっていても自分(自部門)は認められない。自分だけが損している」という感情がブレーキをかける場面を幾度となく見てきました。
そして、その犠牲者感の根っここそ、アドラー心理学に出てくる「他者からの承認欲求」だと考えます。
このことを会話形式でとてもわかりやすく伝えてうれているのがこの本です。
自己への執着を他者への関心に切り替えるという考え方が、結果として一冊目に紹介したマーケティングの考え方にも繋がるとも思いました。

経営者から新入社員まで、多くの組織人が「今ここを生きる」と肚を決めれば組織は必ず良くなると思います。特に、「頑張っているのになんだか組織が良くならないし自分も報われない」と感じている方には、これまで紹介した二冊と共に是非お読みください。

書籍に学ぶ組織開発のポイント(2)・・・なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか

「企業と人材」の本年1月号から3月号まで「専書!(専門家が選んだ3冊)」のコーナーに記事を掲載させていただいた、第二回“なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか(枝廣 淳子, 小田 理一郎)”の記事をご紹介いたします。

※本ブログは「企業と人材」を発行する産労総合研究所様の許可を頂きアップさせていただいています。また掲載記事全文はこちらからお読みいただけます。

新型コロナの状況は、私たちの仕事・生活に相変わらず大きな影響を与えています。
企業の皆さんは、そうした状況の中で、新たな戦略を考え、その戦略を遂行するための組織を考え、様々な仕組みや教育もなさっていると思います。

しかし、そんなときに良かれと思ってやっているのに、「ますます悪くなる」あるいが、「良くなりかけたと思ったのに暫くすると元に戻ってしまう」などということはありませんでしょうか?
そんな状況を解決するための有効な思考法のひとつである、「システム思考」の基本について、本当に分かりやすく説明してくれるのがこの本です。

組織にはいくつものループがあります。
例えば「若手社員が辞める」⇒「上司がプレイングマネージャーになる」⇒「上司は若手の面倒を見る時間が無くなる」⇒「ますます若手社員が辞める」・・・といったループです。
そのループが繰り返されると無力感ばかり強まりますよね。
この本では、
そもそも自分の組織にはどんなパターンが生じているのか?
そのパターンはどんなループによって生み出されているのか?
そしてそのループが断ち切れない根っこには、どんな意識・無意識の構造があるのか?
・・・そうしたことをクリアにするための理論と事例が沢山紹介されています。
こうした思考は、組織開発(OD)の根本であり、新型コロナ下で戦略・組織・働き方の大きな転換を考える企業の皆様には必須の思考法です。

単なる仕組論や精神論ではなく、勇気をもって「組織の本質的変革」に取り掛かろうとされている経営者・組織リーダーの皆様に是非読んでいただきたい一冊です。

 

新しい未来の出現を実感して

 

先日6月14日(日)、私が理事/事務局長をしているNPO法人ODネットワークジャパン(以下ODNJ)の年次大会&総会が開催されました。
今回は私が大会委員長を務めさせて頂きました。
当初(昨年12月)の時点では外苑前駅近くにあるTEPIA (一般財団法人 高度技術社会推進協会) の会場を借りての、リアル開催を企画していました。しかし2月にはコロナ感染拡大に伴って、リアル+オンラインによるハイブリッドでの開催へと変更しての開催を検討していましたが、3月の時点でコロナの収束が遠いという状況を見てZoomを使用したオンライン開催一本に絞りました。

結果として、「組織開発の対話を大事にしたプログラムがオンラインでここまで出来るんだ」ということを体感し、その可能性を感じることができました。
大会終了後、参加者の方々から
「開催するにあたってどれだけの苦労があったかお察しするとともに、開催していただいたことを感謝します」という温かい言葉を聞くことができました。
また、地方の方からは、「オンライン開催により交通費と時間をとても節約することができ感謝している」との声もいただきました。
年次大会を無事開催することができ、また多くの方のご協力によって成功に終わったことを感謝しております。

実は、年次大会&総会とは別に、もう一つ大きなプロジェクトが進行していました。
それは「コロナの中、今私たちができること」プロジェクトです。
緊急事態宣言が発令されて、改めて組織開発に今何ができるのかを考えていました。
なぜなら、全ての経済活動がストップしてしまったような状況では、残念ながら組織開発に何もできないような無力感を感じていたからです。
そのような中で ODNJの会員で「今私は何ができるのか」を考えました。
そして組織開発ではないけれども、会員の中には多くの専門家がいる。その専門家たちのお力を借りて、この状況下で助け合っていくことはできないだろうかというふうに考えました。
そのことを会員の中の社会保険労務士の方に相談した結果として、全国の他の会員の方も巻き込んで、会員向けに 助成金・補助金そして融資などをいかに活用したらいいかというテーマの勉強会を企画して頂きました。
そのプロジェクトメンバーの中にODNJ中部支部長もいらっしゃいました。
プロジェクトの中で「私たちに何かできること」を真剣に考える姿にインスパイアされ、中部独自としても「今私たちができること」プロジェクトがスタートしました。しかもシリーズで、です。
中部では看護師や心療内科のカウンセラー、そして日本語教師の方といった多彩なメンバーがおり、彼ら彼女らが自分の専門分野でできることを立ち上げてくれたのです。
その他にも、 私が担当する組織開発スキルアップ講座の 受講者OB たちが、同じメンバーだった島根県の精神科医師を主体に、コロナ禍のストレスマネジメントをどう考えるかという勉強会を実施してくれました。

昨年中部は「分科会」から「支部」に昇格し、各地にも地域分科会が発足していました。 ODNJ委員長会では 地域支部や分科会をプラットホームとして活性化して行くつもりでした。そうした方向が、コロナ禍でオンラインでのコミュニケーションしか取れなくなった環境にも関わらず、地域を超え、テーマに共感した渦がどんどん波及していくことが続いていったのです。
これは、私が従来考えていた「戦略ありきの組織化ではなく、共感ベースの組織化」を実体験する場となりました。
はじめに組織ありきではなく、共感を巻き起こすビジョンや価値観を持っていれば、オンラインの中で時間・空間を超えて自己組織化が図れるという、そんな体験です。
この実体験を通して、自分の内在的価値に磨きをかけることがより重要になってくる気がしています。
それを発信して共感の波及ができることによって、従来にない新しい事業ができてくるという新しい未来の出現かもしれません。

大島岳

無料オンライン勉強会「Zoomを使ってどう組織を強化するか」

 

【好評につき第2弾!】

 

 

現在、開催させていただいる無料オンライン勉強会は、ご参加者の真剣な意見交換により、毎回深いセッションが続いております。

コロナ騒動に伴う「待ったなしのテレワーク」や「会議や研修の中止」などもあり、顔を突き合わせての戦略会議や人材育成ができずに焦りを感じられている経営者・管理職・リーダーがいかに多いかを痛感し、今回第2弾を開催する運びとなりました。

勉強会でも使わしていただくZoomはとても有効なシステムですが、組織の本質を理解せずにオンラインに乗せるだけでは多くの反作用が生じます。

 

だからこそ、私たちの30年以上にわたる組織開発の経験をベースにした「オンライン組織開発」の可能性と具体的ステップを一緒に考える場を設定いたしました。

本気で、Zoomを使った組織活性化をお考えになりたい経営者・幹部・リーダーの積極的なご参加をお待ちしております!

 

このオンライン勉強会を オススメの方!

●コロナで全社員が揃う機会は 極端に減っているが、それでも 戦略の見直しや新戦略作りの 緊急性にお悩みの方。
●会議をオンラインで始めたが、どうもリアルのような効果がでないと困っていらっしゃる方。
●定着率を上げるためにも社内研修を止めたくないが、会社に集められないので実施できないとお悩みの方。

このオンライン勉強会で得られるメリットは!

●コロナ後の社会・企業の認識の枠組み」の変化と今、焦点を当てるべきことが明確になります。
●オンラインで組織を強化を行なうポイントが明確になります。
●テレワークの中で組織に対する同じような悩みを持っている方の対応などが共有できます。

この無料オンライン勉強会の内容は?

①組織はコロナ騒動によってどのように変化していくのか
②オンラインで組織活性化や人材強化をする時のポイント
③この時代に「戦略をやり切る組織」を実現するために考えること

【講師】
平尾 貴治
・株式会社シー・シー・アイ代表取締役社長
・組織開発コンサルタント

【開催日時】

各回、少人数での実施を考えております。
お早めにお申込みください。

5/5(火) 10:00~
5/7(木) 19:00~
5/9(土) 10:00~
5/12(火) 14:00~
 
※勉強会の時間は【90~120分】を
予定しています。
 
【開催場所】zoom会場
 
Zoomとはオンラインでできるミーティングシステムです。
お申込みのあった方には入室用のURLとZoomマニュアル動画をご紹介いたします。
また、操作に不安のある方は、練習も兼ねて15分前にお入りください。
 
【お申込はこちら】
 ↓ ↓ ↓
https://forms.gle/gwEX9jemgy2PmL5N7

【勉強会ご参加の3つのルール】

安心・安全・ポジティブな場にするために以下の4つのルールをお守りください。

①本名・顔出しで参加する
②積極的に参加する 勉強会での質問に答える)
③途中参加は原則禁止
④集中できる環境で参加する

携帯電話、スマホをかける、食事しながら、テレビを見ながら、移動しながら、の勉強会参加は他の受講生の集中を妨げるのでご注意ください。

※上記のルールを守っていただけないとご退出いただく場合がございます。
なにとぞご了承ください。
 
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!
こんな時だからこそ、「今、自分がコントロールできること」に本気で取り組んでまいりましょう!