• Posted 14.05.01

組織変革のお手伝いをしていると、表面上は「大人」の議論をしていても、心の奥底では、出世の速度や営業成績などに嫉妬して、なかなか本当の合意に至らない場面に出会うことがよくあります。

大人の嫉妬は子供と違い、表面にロジックをまとっているだけに面倒ですよね!

何より自分の中に誰かへの嫉妬があることを感じ取ると「なんて自分は小さい人間なんだ」と嫌になったりします。

 

ところが、この厄介な「嫉妬」についての目から鱗のお話を聴きました。
自分が受講生として伺ったセミナーの先生の次の言葉です。

 

「嫉妬とは、実は本当に欲していて、且つ実現可能なものを教えてくれる貴重なものなのだ。」

 

例えば、私自身は世界的なロックミュージシャンには嫉妬しないけれど、その人と仲良くしている一般人には嫉妬します。
つまりミュージシャンにはなる可能性は捨てているけど、その友達になれる可能性は感じているということです(笑)。

 

もし貴方が、社内外を問わず、嫉妬する人がいるということは、なりたい(なれる)イメージが明確になっているということです。

だから、そこに向けて自分自身にドライブをかければいいのです。

部長に昇進したり、営業成績NO1の同期に嫉妬しているのであれば、部長にも営業成績NO1にもなれる可能性があるわけです。

振り返れば、私自身も近くに嫉妬する人がいる時ほど大きく成長出来た気がします。コンサルタントの駆け出しの頃、高い成果をクライアントで上げている先輩に本気で嫉妬した記憶があります。

逆に、成長しない組織や個人とは、「人と比較なんかやめようよ、自分には自分の良いところがあるし、同じ仲間じゃないか」などと小さくまとまってしまう組織かもしれません。

もちろん、嫉妬心から成果を出している人の足を引っ張るのは論外です。あくまでも、その気持ちを自分自身にしっかりと向けることが大事でしょう。

 

さて、あなたが本気で嫉妬しているのはどんな人が何ができている姿に対してですか?
是非、その成長エネルギーを大事にしてください。

 

平尾貴治