• Posted 14.11.16

管理職の方とお話していると、「若い人のモチベーションが低い。元気がない!草食だ!」という意見をよく伺います。
だけどちょっと待ってください。
我々オジサン時代(ちなみに私は54です)のモチベーションのベースには、やっぱり世の中も企業も右肩上がりの記憶がしみついています。
右肩上がりも終身雇用も幻想になりつつある現在においては、「石の上にも三年だ!お前も偉くなったらわかる。」だけでは、若い方のモチベーションは上がりません。

 

一方で、そうは言っても若い方のモチベーション問題は大切です。
答えのない時代だからこそ、メンバーが一丸となって戦略をやりきることが、右肩上がり時代以上に必要だからです。

 

そんなことを考えていた矢先、モチベーションを分析し体験的に学ぶ異業種勉強会がありました。
沢山の学びがありましたが、その中でも特に心に残ったのは、「モチベーションとテンションとの混同」でした。
これは頭では理解していたはずなのに、自分自身、「精神的で中長期的なモチベーション」と思っていたものが、実は「感情的・身体的で一時的なテンション」だったことに気づかされました(汗)

 

もうひとつショッキングだったのは、モチベーションを上げるベースとなるセルフエスティーム(自己重要感や自己有能感)ですが、世界中の小学生に統計を取ったところ、日本がずば抜けて低いという事実にです。育児の時、「お前はダメだなー」と教育する親が多いのかもしれません。
「自分はダメな人間だ」と刷り込まれた日本人が、「俺は重要視されている」と胸を張って仕事に向かう人達の中で、グローバルな活躍ができるのでしょうか。

 

さて、あなたの組織ではどうですか?
「若い人のモチベーションが不足している」という前に、「重要感」や「有能感」を伝え合う規範はあるでしょうか?
それは「例えば部下の話を、他のことの手を止めて聴く」とか意外に身近な行動からなのかもしれません。

 

 

平尾貴治