• Posted 15.11.25

先月に引き続き、ポートランドで行われたOD World Summitで感じたことをお伝えします。

 

一番印象的だったのは、オープニングセッション。特に、日本でも有名なエドガー・シャイン先生や数年前に、南山大学主催のNTLコースで来日されたブレンダ・ジョーンズさんなど、豪華なメンバー5名によるパネルディスカッションは圧巻でした。これからのODを考える上で、大切なことがここに集約されていたと感じました。

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その中で私が皆さんにお伝えしたいことは下記の2点です。

 

1つ目は、5人のパネラーに対する質問で「Tグループ」についてのテーマがあったことです。2014年にODNJで行った大会でも参加者からシャイン先生に同様の質問がありました。今回、OD World Summitというこの場でもこのテーマが取り上げられ、それぞれがTグループについて感じていることや学んだことを語ってくれました。

Tグループは、どうしてもある程度の日数を必要とします。企業に属していると時間の制約で参加することが難しいという話もよく聞きます。また、ODは世界中で様々なアプローチが考えられ、体系化されています。新しいアプローチはどれも興味深く、あれもこれも取り入れたいと目移りしてしまいがちです。

しかしODを行っていく上で、原点はやはりTグループにあり、多くのアプローチを効果的に使い分けていくためにも、Tグループは欠かせないものだということが再確認できました。

 

 

もう1つはシャイン先生の言葉です。私はシャイン先生をODの領域ではなく、キャリア・アンカーという概念を日本に紹介した方として、最初に知りました。そのキャリア・アンカーについて、

「日本に紹介した時には、ここまで浸透するとは思わなかった。」

「彼らは、私が紹介したことに日本の文化や特徴を取り入れ、日本型のものにアレンジさせた。」

「日本人は取り入れたことをアレンジしていくことに長けている」

とおっしゃっていました。

なるほどと思って聴いていたのですが、後になってふと考えさせられました。OD World Summitのオープニングの場面でこの話をしてくれたことには、どういう意味があるのだろうか。私はこの話を、日本でODに関わる全ての人に対するメッセージとして受け取りました。アレンジの得意な日本人によって文化や特徴を考慮した「日本型OD」を整理し、世界に向けて発信することを期待されているのだと。

私自身はODコンサルタントとして、多くの組織に外部から関わっています。その一方で、シー・シー・アイという自組織に対する内部OD実践者でもあります。また、ODNJの会員として多くの方とODを学ぶ機会を持っています。シャイン先生の言葉から自分たちの行っているODをしっかりと整理し、発信していくことを考えていこうと思いと強くしました。

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藤田