• Posted 12.05.12

アージリスは「軌範とは、体制への参加者の間で行なわれる相互左様で、体制を維持していくうえにおいて(参加者たちに)有益なのがわかっている相互作用から生まれてきたものと考えてよかろう」とする。(中略)ここで重要なことは、「軌範は、(個々人にとってその社会的能力(コンピテンス)を、伸ばすようにも、矯めるようにも働く」ものであるということである。(組織政策論:p14-15)

組織の中にある習慣は、その組織の中にいる人にとっては有益だと思われている。
ところが、その大切にされている習慣は、組織の一歩外にでると全く存在する理由が分からないものだったりする。

軌範の説明の段ではこの習慣が産まれる過程を、車道の轍に例えている。
最初は道なき所に、車が多く通る事で道が産まれ、その内その道が車の行く先を強制する。

一度できた規範を変える事が大変な事は常々感じているが、その産まれる過程をとらえ「軌範」という字をあてられている事が面白く感じられた。

兒玉