7月20日(木)実施 組織開発実践研究会「組織開発導入時のツボ」

環境変化の中、「働き方改革と生産性の両立」「ダイバーシティとインクルージョン」などの実践が求められ、抜本的対策としての組織開発に対する関心が高まっています。

一方で、変革実践者の方が社内の理解を得て一歩踏み出すまでのエントリー(組織開発導入にあたっての心理的物理的契約)段階で苦労をされているというお話を聴きます。

 

「組織開発をしたら儲かるのか?」「組織開発をすれば新しい事業が出来るのか?」

・・・このような問いかけにどのように対応し、理解を得たら良いのでしょうか。

 

今回の研究会では、組織開発の成否の8割が決まると言われるエントリーのツボについてご参加者と一緒に理解を深めていきたいと思います。南山大学の中村和彦教授から学術者の視点から「組織開発におけるエントリー」のご説明をいただき、弊社の大島岳からは実践者として30年間にわたり多くのクライアントと信頼関係を築いてきた実例をご紹介いたします。

 

これから組織開発にチャレンジする方も、あるいは既にスタートし次のステップに進もうとされる方も、組織開発実践を共に築いていきたいと方をお誘いの上、ご参加をお待ちしております。

■開催概要

日時:2017年7月20日(木)  15:30-18:30 (開場15:15) 懇親会19:00~21:00

会場:大手町ファーストスクエアカンファレンス ルームD

  • 東京メトロ大手町駅C8,C11,C12出口直結 JR東京駅丸の内北口から徒歩7分
  • http://www.1ofsc.jp/access/

定員:50名

参加費

  • セミナー&懇親会に参加 10,000円
  • セミナーのみ参加 7,000円

※本研究会は、組織内部で組織開発に携わっている方を対象としております。

 

■プログラム

  1. 講演「組織開発のスタートアップと働きかけについて」
    • 組織開発の全体像と最初のSTEPである「エントリーと心理的合意」の重要性について、中村氏よりご紹介いただきます。
  2. 参加者同士の対話と質疑応答
  3. 事例紹介「CCIにおける組織開発の導入事例」
    • 組織開発を導入する際の「エントリーと心理的合意」について株式会社シー・シー・アイが取り組んだ事例を弊社大島よりご紹介します。
  4. 参加者同士の対話と質疑応答
  5. まとめ

 

中村和彦氏プロフィール

1964年生まれ。南山大学人文学部心理人間学科教授、同大学人間関係研究センター長。NPO法人OD Network Japan 代表理事。専門は組織開発、人間関係トレーニング(ラボラトリー方式の体験学習)、グループ・ダイナミックス。アメリカのNTL Institute組織開発サーティフィケート・プログラム修了。実践と研究のリンクを目指したアクションリサーチに取り組む。

 

大島岳プロフィール

1954年生まれ。1986年に株式会社シー・シー・アイを設立。企業や公共団体の経営活動・組織運営・文化戦略のあり方などをテーマとして、独自の研究活動を行いコンサルティング活動を実践。企業の文化と存在意義(Corporate Culture & Identity = CCI)に基づくコンサルテーション・教育・講演・情報サービス、調査など、企業支援を行っている。

■参加お申込み

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    ◆お役職

    ◆メールアドレス(必須)

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    事務局からご連絡が必要な時に使用します。日中対応可能な連絡先をご入力下さい。

    ◆領収書

    ◆領収書宛名

    未入力の場合は、会社名を宛名にいたします。領収書は当日受付でお渡しします。

    ◆懇親会へのご参加

    参加欠席

    ◆その他(ご質問など)

    30周年記念動画

    弊社の30周年創業にあたり、記念動画を作成しました。

    株式会社シー・シー・アイの価値観や考え方をコンサルタントが語っています。

    ぜひご覧ください。

    https://youtu.be/15qbHe9-djk

    組織開発トレンド研究会 第3回(1/19)
    「FC東京を勝てるチームにした組織開発」

    20170119odtl

    組織開発トレンド研究会について

    2016年に創立30周年を迎えた株式会社シー・シー・アイが、この節目にあたっての新たな取り組みとして、組織開発を実践されているみなさまとより良い組織づくりをすすめていくため、われわれの「いま」感じている課題意識と、みなさまの「いま」の実践における課題を結びつけ、より深く現場実践につながる可能性を生み出す場として本研究会を立ち上げました。

     

    第3回「FC東京を勝てるチームにした組織開発」

    第3回となる今回は、元FC東京社長の阿久根謙司氏をお招きし、「FC東京」というスポーツチームを「自立」というキーワードで組織成長させていったプロセスをご紹介いただき、その事例を組織開発のプロセスで読み解いていきます。

     

    サッカーチームでは、選手にスポットライトがあたる事が多いですが、強いチームとなるためには、選手だけでなく、その選手を支えるスタッフやクラブチームが一枚岩となっていくことが不可欠です。阿久根謙司氏は「コーチング」という手法を使って、この組織の変革を進めてこられました。この取り組みは組織開発の観点からとらえなおしてみると、企業内のどのような組織でも活かすことができるヒントに満ちあふれています。

     

    今回は、より活き活きとした「自立」した組織を実現するために、FC東京の事例から何を学べるかをみなさんと一緒に探求していきます。

     

    組織の個々の力を活かし切るための可能性をを探したいみなさまのご参加をお待ちしております。

     

    ■開催概要

    日時:2017年1月19日(木) 17:00-20:00 (開場16:30)

    会場:グランパークプラザ

    定員:50名

    参加費:6,000円

    終了後に懇親会も予定しております。(20:30-22:00、参加費は実費(4000円程度)

     

    ■プログラム

    1. 事例紹介「FC東京の組織改革」
      • FC東京の社長就任後、どのよう組織にはたらきかけることで、組織の「自立」を実現していったかの事例を阿久根謙司氏よりご紹介いただきます。
    2. ミニワークショップ「自立を実現するコーチング」
      • 組織や個人の「自立」を支援するコーチングを、阿久根謙司氏からご紹介いただき、参加者のみなさまに体験していただくワークショップです。
    3. 対談「FC東京の組織開発」
      • 事例紹介していただいた内容を組織開発という観点から阿久根謙司氏と大島の対談で深めていきます。また、ご参加されている会場のみなさまとの質疑応答も行います。

     

    阿久根謙司氏プロフィール

    2011年2月にFC東京社長に就任。Jリーグ実行委員及び東京都サッカー協会評議員も兼任。選手やスタッフに「自立」を指針として掲げ「スタジアムのワンダーランド化」を目指して新たな企画を次々と打ち出し、ホーム観客数約17,500人という実績を残した。チームは自発的なコミュニケーションや選手間でのミーティングを増やすようになり、J2リーグ優勝によって1年でJ1復帰を達成するとともに、天皇杯でも初優勝を果たしている。2015年東京ガスに帰籍し、4月よりライフバル推進部長。また、Jリーグ参与を兼務。

    ■参加お申込み

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      ◆領収書

      ◆領収書宛名

      未入力の場合は、会社名を宛名にいたします。領収書は当日受付でお渡しします。

      ◆懇親会へのご参加

      懇親会は実費4,000円程度を予定しております。

      参加欠席

      ◆その他(ご質問など)

      CCIの紹介動画が公開されました

      株式会社シー・シー・アイは来月、創業30周年を迎えます。
      そこで、弊社の取り組みを一人でも多くの方に知っていただこうと、
      紹介動画を作成いたしました。
      ぜひ、ご覧ください。

      https://youtu.be/R24sZLE4J6E

      CCIセミナー「組織をやらされ感から救う方法」(毎月開催)

      SeminarBanner2

      組織をよりよく変化、成長させていこうと取り組みを検討、実践されているみなさまへ

       

      変化をうみだすために一歩踏み出しても、なかなか手応えを感じられなかったり、いつのまにか今までと同じ状況を繰返していると感じてはいないでしょうか。
      気がつけばがんばっているのは自分ひとりだけで、がんばりつづけるモチベーションをどのように保つかに悩まれたりしていないでしょうか。

       

      外部環境の変化や組織内部の複雑性が増しているなか、より良い組織を実現するためには、何が必要なのか、どのように行動すれば良いのかはますますとらえにくくなってきています。

       

      現在、組織開発やホールシステムアプローチといった考え方があらためて注目されています。組織開発(Organization Development)は組織を大きなひとつのシステムとして捉え、そのシステムを変えていくために進化してきた考え方、手法です。

       

      本セミナーは、組織開発の理論と株式会社シー・シー・アイのコンサルテーション事例をベースに、みなさまにざっくばらんに組織活性化を考えていただく場です。
      ご自身の組織を“やらされ感”から救うために組織開発をどう実践するかの可能性を探求していきます。

       

      CCIODSeminar

       

      参加者の声(一部)

      これまでご参加いただいた方の感想を一部ご紹介します。

      • 短時間の中でODについての枠組みとアプローチが端的に理解出来ました。
      • ODの価値観を大切にしたコンサルタントの姿勢に「そうだよな」と思いました。
      • 分かっているようで、分かっていない問題で、考えさせられるセミナーであった。
      • 限られた時間の中で、他参加者とも意見交換できた。
      • 経験に裏打ちされた思いが伝わってきます。
      • 非常に判りやすい具体例を入れながらのお話が多く、しっかり頭の中で整理できました。
      • 素直に自分の振り返りができた。

       

      セミナーリーフレット

      セミナーの概要をA4にまとめたリーフレットです。本セミナーをご紹介頂く際にご利用ください。

      セミナーリーフレット(PDF)

       

      セミナー概要

      開催日時

      日程

      • 2017年1月18日(水)(開催済み)
      • 2017年2月15日(水)(開催済み)
      • 2017年3月 9日(木)(開催済み)
      • 2017年4月19日(水)(開催済み)
      • 2017年5月10日(水)(開催済み)
      • 2017年6月14日(水)(開催済み)
      • 2017年8月23日(水)
      • 2017年9月13日(水)
      • 2017年10月18日(水)
      • 2017年11月16日(木)

       

      時間

      • 17:00−20:00 (開場16:50)

       

      会場

      株式会社シー・シー・アイ 会議室
      東京都港区南青山 2-29-9 南青山リハイム601
      銀座線『外苑前駅』1a番出口より徒歩4分

      ※会場は参加人数により変更される可能性があります。

       

      内容

      1. いま目指したい組織の姿とは
      2. 組織開発とは(考え方と理論)
      3. CCIの組織開発の実践事例
      4. 組織に組織開発をあてはめてみる
      5. これからの新たな可能性の探求

       

      参加費

      5,000円(税込み)

      ※少人数でのセミナーです。(3名以上で開催)

       

      お申込み

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        事務局からご連絡が必要な時に使用します。日中対応可能な連絡先をご入力下さい。

        ◆領収書

        ◆領収書宛名

        未入力の場合は、会社名を宛名にいたします。領収書は当日受付でお渡しします。

        ◆その他 特記事項、セミナーへのご質問など

        CCIセミナー「組織開発との向き合い方」をリニューアルしました

        昨年2015年より毎月開催している、CCIセミナーをこの度リニューアルいたしました。

        これまでの1年間の実績を振り返り、ご参加されるみなさまに今まで以上に組織開発を現場で活用するためのヒントにしていただける内容となっております。

        また、じっくりと参加していただけるよう、開始時刻を17時からへと変更いたしました。

        このセミナーはOD理論や弊社のコンサルテーション事例などをベースに企業内実践家のみなさまにざっくばらんに組織活性化を考えていただく場です。組織開発をご自身の職場に活用したい方も、純粋にご興味のある方も歓迎いたします。

        内容の詳細、参加お申し込みはリンク先をご覧ください。

        https://cci-od.jp/seminar/2064

        組織開発トレンド研究会 第2回(5/11)
        「成果を生み出すODの実践と理論」

        CCI Web

        組織開発トレンド研究会について

        2016年に創立30周年を迎える株式会社シー・シー・アイが、この節目にあたっての新たな取り組みとして、組織開発を実践されているみなさまとより良い組織づくりをすすめていくため、われわれの「いま」感じている課題意識と、みなさまの「いま」の実践における課題を結びつけ、より深く現場実践につながる可能性を生み出す場として本研究会を立ち上げました。

         

        第2回「成果を生み出すODの実践と理論」

        第2回となる5月は、南山大学の人間関係研究センター長、NPO法人OD Network Japanの代表理事の中村和彦氏をお招きし、成果を生み出すためにODの実践と理論をどのように結びつけていくかをみなさまと考えていきます。

         

        組織開発という言葉がいろいろな場所で聞かれるようになってきましたが、組織開発の全体像をとらえる機会はまだまだ少ないと感じられる方が多いのではないでしょうか。

         

        今回の研究会では、組織開発がその歴史と実践事例を同時に共有させていただくことで、組織の中で成果を生み出していくための組織開発の活用法の可能性を共有します。

         

        「組織開発」を活用することで何ができるかの可能性を探したいみなさまのご参加をお待ちしております。

         

        ■開催概要

        日時:5月11日(水) 17:00-20:00 (開場16:30)

        会場:グランパークプラザ

        定員:50名

        参加費:6,000円

        終了後に懇親会も予定しております。

         

        ■プログラム

        1. 講演「組織開発の歴史とトレンドの変化」
          • 組織開発がこれまでの歴史の中で、どのようにトレンドを変化させていったか。現在の組織開発が焦点をあてているのは何かについて、中村氏よりご紹介いただきます。
        2. 事例紹介「S社における組織開発の実践」
          • 組織開発がどのように実践されているかについて、実際にCCIが取り組んだ事例を弊社代表の大島よりご紹介します。
        3. 対談「成果を生み出すための組織開発とは」
          • 講演と事例紹介の内容を中村氏と大島が対談をしながら深めていきます。
          • また、ご参加されている会場のみなさまとの質疑応答も行います。
        4. まとめ

         

        中村和彦氏プロフィール

        1964年岐阜県生まれ。南山大学人文学部心理人間学科教授、同大学人間関係研究センター長。NPO法人OD Network Japan 代表理事。専門は組織開発、人間関係トレーニング(ラボラトリー方式の体験学習)、グループ・ダイナミックス。アメリカのNTL Institute組織開発サーティフィケート・プログラム修了。組織開発の講座やコンサルティングを通して様々な現場の支援に携わるとともに、実践と研究のリンクを目指したアクションリサーチに取り組む。

         

        ■参加お申込み

        お申し込み受付は終了しました。

        組織開発トレンド研究会 第1回(1/28) 「国際ODカンファレンスのトピックから見えてくる現在の日本に必要な組織開発とは」

        2016年、株式会社シー・シー・アイは創立30周年を迎えます。

         

        この節目にあたっての新たな取り組みとして、組織開発を実践されている皆様と、より良い組織づくりのため、これからの組織開発を探求していく場を定期的に開催してまいります。

         

        昨年2015年にスタートしたCCI ODセミナー「組織開発との向き合い方」は、ODの基礎理論を共有しながら自分達の組織を考える場として、ご参加いただいた方からご評価いただいております。

         

        本研究会はもう一歩踏み込んで、われわれの「いま」感じている課題意識と、みなさまの「いま」の実践における課題を結びつけ、より深く現場実践につながる可能性を生み出す場としていきます。

         

        2015-10-18 13.07.02

        第1回となる1月は、昨年2015年秋に株式会社シー・シー・アイのコンサルタントが全員で参加した第2回 OD サミット(OD NetowkIODA共催の国際カンファレンス。米国ポートランドで開催)ご報告を最初の話題のきっかけとして、ここ最近のグローバルでのODの流れを共有しながら、皆様とこれからの日本の組織に必要となる組織開発を探求していきます。

         

        2015年度の第4四半期である1月に、2016年度をどのような一年にしていくか、そのための可能性をグローバルの組織開発の潮流から一緒に考えていきませんか?

         

        「2016年こそ、本当に良い組織を作りたい!」という思いをもったみなさまの参加を心よりお待ちしております。

         

        本研究会は3ヶ月に1度の開催を予定しております。
        次回第2回は4月開催の予定です。

        ■開催概要

        日時:1月28日(木)19:00-20:45

        会場:ビジネスエアポート青山 会議室A・B

        参加費:5,000円(15人限定)

        内容

        1. 国際カンファレンス(OD World Summit)のご報告
          1. カンファレンス概要
          2. 参加者の学び・気づきの共有
          3. 質疑応答
        2. 深めたい論点の整理
          1. カンファレンス報告から感じたこと
          2. いまの組織に対しての問題意識
        3. ダイアログ
          1. 論点を深めていくための対話
          2. 対話で浮かび上がってきた事の共有

        参加お申し込み

        お申し込み受付は終了いたしました。

        1年間を振り返る

        12月は弊社での恒例の年末合宿ミーティングがありました。
        2泊3日をかけて、2015年を振り返り、2016年の計画を策定する場です。
        普段これだけの時間を使って話す事はないので、ミーティングの時間を有意義にするためにも自分自身の一年を振り返りました。そこで様々な気付きがありました。
        まず、気づいたのは今年は特に日々追われていて何も変化が起こっていないという自分の感覚が現実と違っていたこと。
        今年は改めて組織開発をしっかりと理解しようとスタートした一年でしたが、振り返ればその意図どおりにワークショップやアメリカポートランドで開催されたODサミットなど様々な場に参加していました。
        その次に気づいたのは、その中で何を学んだのかという事です。
        さまざまな場に参加したという事実はあるものの、その事を忘れているのでは、結局身についていないのではないかと不安になりました。しかし、これについてもじっくり振り返ってみることで、体験した一つ一つの事が、今の自分の変化につながっていることを確認できました。
        特に今年一年通して大きかったのは、自分自身が目の前に見えているものをどのように捉えているか、そのことを俯瞰して考えられるようになったことです。
        振り返りが大事という事は多くの方が感じられていると思います。
        私も大事にしており、常に振り返ってはいるつもりでしたが、改めて「1年間」という長い期間を振り返る事で、日々の中では意識できていなかった自分に気づく事ができました。
        学習する組織を実現するための三本柱の一つに、「複雑性への理解」という言葉があります。
        この言葉は常々は大事だと思っていましたが、今年は特にその実践について問い直しながら過ごしてきました。
        その集大成がこの振り返りだったということが振り返ってみて明らかになりました。
        いま目の前で見えている、感じていることがどこから来ているのか。
        また、その感じていることに対処することで何が起こるのか。
        組織開発であつかう、組織や人の課題はすぐに目に見える変化が起こることはあまりありません。
        むしろ短期間で無理な変化を作ろうとすることが、後々に別のネガティブな変化を生み出す原因になることも多々あります。
        だからといって何もしないまま現状維持をしていては、それこそ変化は生まれません。
        では、現状にたいしてどのように働きかけることが、健全で生産的な個人、チーム、組織を築く事につながるのか。
        振り返ることでその問題と向き合い続けてた事を改めて確認し、少しずつでも自分が変化、成長している実感を持てました。
        まだまだ答えは出ていませんが年末合宿で対話を重ねる事で一つの可能性が見えてきました。
        来年2016年はその可能性にかけて、新しい取り組みをスタートしていきます。
        来年もよろしくお願いいたします。
        兒玉義徳

        半年間を振り返る合宿

        7月の上旬に弊社株式会社シー・シー・アイの2015年半年を振り返る合宿を行いました。
        昨年までは年末に2泊3日の合宿を行ない、そこで1年間を振り返っていましたが、それだけでは時間が足りないので、今年は7月にも2日間での開催です。

         

        貴重な時間を2日間も使うミーティングなので、普段の定例ミーティングより視野を広げて話を進めます。

         

        1日目は10年後の未来像についての再検討です。
        10年後、世代交代が行われ、組織がどのような姿になっているのか、前半は具体的な姿を描くことに注力していましたが、途中休憩を挟んでの振り返りから、我々はどのような関係を築いているのかという事に焦点が移りました。
        「どのようになっているか」だけを描こうとしても、この先10年の変化の幅を考えると、具体的な事を決めることができなくなってしまいましたが、「関係性」すなわちわれわれはどう関わっているチームでありたいのかを語り始めるとイメージが固まってきたことが印象的でした。

         

        また、今回は話し合う人とプロセスを観察する人へと役割を分けた事で、その場の中で起こっていることをより深く振り返る事ができました。普段のミーティングではなかなかここまでのことはできませんが、改めて「プロセスを見る」役割を決めることによって見えてくるものがあること、また、プロセスをフィードバックする事の重要性を実感しました。

         

        2日目は半年間の振り返りと残り半年の計画の見直しです。
        こちらについては定例ミーティングで行っている内容と同じですが、時間軸を半年間に広げた事でいつもとは違ったことが見えてきました。
        1人あたり、60分から90分の時間をかけて、ここまでの半年を振返り、そこから次の成長に向けてどのような課題に取り組んでいかなくてはならないのかを、全員が関わりながら深堀りをしていきました。ここ最近のミーティングでは、どんなに長くとも一人あたり30分ぐらいしか時間を使えていなかったので、しっかり一人ひとりの話を聞けたと感じる貴重な時間でした。
        普段も必要な事は必要な時に話しているつもりですが、これだけ時間を使うと、日々の忙しさの中で話しきれずに溜まってしまっていた事も見えてきます。

         

        どこに時間をかけていたのかを後から振り返ると、半年間の話ではなく、半年間の活動を踏まえて、「いま何を乗り越えなくてはならないのか」の話でした。
        それぞれの本当に直近に起こったこと、起こることを話していたのですが、一つの出来事を詳細まで確認していくことで、かえってその人の全体像が浮かび上がってきた事が印象的でした。
        また、「いま」が見えることで、この次に何をしていくかも明らかになりました。

         

        スタートしてみると、あっという間の2日間であり、全員が集中しきってヘトヘトになりました。
        忙しい時期に時間を作るのは大変でしたが、開催して良かったと感じています。
        2日間の全体を振り返ると、今回は以下のような学びがありました。

         

        • 忙しさの中で蓄積されているものを明らかにするには時間がかかる。
        • 悩んでいる事は話さないと整理されない。
        • 論理だけでは先に進まない。感情も表に出すことが必要。
        • 全体像は個別具体的なテーマを掘り下げることで見えてくる。
        • 自分たちが大事にしたい価値観を確認すると、次に打つ手が見えてくる。

         

        2日間の合宿の時間をとるのは大変かもしれませんが、一人について60分集中して話せば見えてくるものがあります。まとまった時間をとって、振返りと今後に向けての検討を行う場を持つ事をおすすめします。

         

        兒玉