半年間を振り返る合宿
2015.07.28ブログ
7月の上旬に弊社株式会社シー・シー・アイの2015年半年を振り返る合宿を行いました。
昨年までは年末に2泊3日の合宿を行ない、そこで1年間を振り返っていましたが、それだけでは時間が足りないので、今年は7月にも2日間での開催です。
貴重な時間を2日間も使うミーティングなので、普段の定例ミーティングより視野を広げて話を進めます。
1日目は10年後の未来像についての再検討です。
10年後、世代交代が行われ、組織がどのような姿になっているのか、前半は具体的な姿を描くことに注力していましたが、途中休憩を挟んでの振り返りから、我々はどのような関係を築いているのかという事に焦点が移りました。
「どのようになっているか」だけを描こうとしても、この先10年の変化の幅を考えると、具体的な事を決めることができなくなってしまいましたが、「関係性」すなわちわれわれはどう関わっているチームでありたいのかを語り始めるとイメージが固まってきたことが印象的でした。
また、今回は話し合う人とプロセスを観察する人へと役割を分けた事で、その場の中で起こっていることをより深く振り返る事ができました。普段のミーティングではなかなかここまでのことはできませんが、改めて「プロセスを見る」役割を決めることによって見えてくるものがあること、また、プロセスをフィードバックする事の重要性を実感しました。
2日目は半年間の振り返りと残り半年の計画の見直しです。
こちらについては定例ミーティングで行っている内容と同じですが、時間軸を半年間に広げた事でいつもとは違ったことが見えてきました。
1人あたり、60分から90分の時間をかけて、ここまでの半年を振返り、そこから次の成長に向けてどのような課題に取り組んでいかなくてはならないのかを、全員が関わりながら深堀りをしていきました。ここ最近のミーティングでは、どんなに長くとも一人あたり30分ぐらいしか時間を使えていなかったので、しっかり一人ひとりの話を聞けたと感じる貴重な時間でした。
普段も必要な事は必要な時に話しているつもりですが、これだけ時間を使うと、日々の忙しさの中で話しきれずに溜まってしまっていた事も見えてきます。
どこに時間をかけていたのかを後から振り返ると、半年間の話ではなく、半年間の活動を踏まえて、「いま何を乗り越えなくてはならないのか」の話でした。
それぞれの本当に直近に起こったこと、起こることを話していたのですが、一つの出来事を詳細まで確認していくことで、かえってその人の全体像が浮かび上がってきた事が印象的でした。
また、「いま」が見えることで、この次に何をしていくかも明らかになりました。
スタートしてみると、あっという間の2日間であり、全員が集中しきってヘトヘトになりました。
忙しい時期に時間を作るのは大変でしたが、開催して良かったと感じています。
2日間の全体を振り返ると、今回は以下のような学びがありました。
- 忙しさの中で蓄積されているものを明らかにするには時間がかかる。
- 悩んでいる事は話さないと整理されない。
- 論理だけでは先に進まない。感情も表に出すことが必要。
- 全体像は個別具体的なテーマを掘り下げることで見えてくる。
- 自分たちが大事にしたい価値観を確認すると、次に打つ手が見えてくる。
2日間の合宿の時間をとるのは大変かもしれませんが、一人について60分集中して話せば見えてくるものがあります。まとまった時間をとって、振返りと今後に向けての検討を行う場を持つ事をおすすめします。
兒玉
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