「可能性」の大きさ
2013.10.30ブログ
天高く馬肥ゆる秋。。。
今年は10月に入っても真夏日や台風が発生し、心身ともになかなか落ち着きませんが、
少しずつ、高く澄んだ空を味わえるようになってきました。
そんななか、ある幼稚園の運動会に参加してきました。
昨年から知人の経営する幼稚園でチアリーダー指導を依頼され、
運動会で演技発表を行うため、引率をしてきたのです。
私はこれまで社会人チームのコーチ業は経験がありましたが、子供の指導を行うのは初めてで、
コーチ仲間に相談しながら試行錯誤してきました。
子供のうちは成長にも差があるため、演技内容を覚えてもらうのも一苦労。
本番が近づいてもこちらが思うようには演技が仕上がらず、正直焦る気持ちもありました。
ただ、その中で自分自身に何度も問いかけ、思いを強くしたことがあります。
「教育の一環で授業を受け持っているのだから、表面を取り繕うのではなく、
子供たちにとって意味のあるチャレンジの場にしよう」と。
指導時間は限られていましたが、一方的に指示するのではなく、一人ひとりが何を頑張りたいかインタビューしたり、
コーチ自身が全力で踊る姿を見せたり、私自身も指導者としての「在り方」を考えさせられ、仲間にアドバイスをもらいながら、できる限りの工夫をしてみました。
日ごろ仕事の中でも、「ビジョンを明確に描くことのサポート」や、
「やらされ感でなく、自分自身がその場にどのような意味を持って臨むかを考えてもらうこと」の必要性を痛感していたからです。
いつも元気良く、大きく動ける子。
お友達の列の乱れに気づき、注意できる子。
恥ずかしがりやだけど、音楽がかかると飛び切りの笑顔で踊れる子。
子供たちはそれぞれに「強み」があり、
「こうなりたい!」と思ったとき、計り知れないパワーを発揮します。
指導を始めたころは反応も薄く心配だった子供も、本番では驚くほどの成長を見せ、
自分たちの力で最後まで踊りきることができました。
その姿を見たとき、「人の成長の可能性は無限大なんだ」と、大きな感動をもらいました。
- 人は変われることを信じる
- 人が変わることで組織が変わることを信じる
- 外圧ではなく内在的価値が未来を作れる事を信じる
私どもCCIは、OD(組織開発)に携わる者として、これらの価値観を大切にしています。
やるべきタスクに忙殺されそうな日々のなかで、子供たちと触れ合うことにより、有難いことにこの価値観に立ち戻ることができました。
子供たちの頑張りに負けないように、私も自分の可能性を信じ、前に進んでいかなければ・・・と思います。
Sotoyama
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