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南イタリアの旅の魅力―歴史と風景に浸るひととき
2025.05.28ブログ

4月初旬、南イタリアを訪れた。アマルフィ、ラヴェッロ(天空の庭園)、ポジターノ、カプリ島――急峻な地形に寄り添うように築かれた街並みは、まるで段々畑のように広がり、その壮観さに息をのむ瞬間が幾度となくあった。
日本ではどの街へ行っても、街の景観が似通っているように感じることが多い。
しかし、南イタリアでは一つ一つの町が異なる表情を持ち、それぞれが固有の魅力を放っている。それは、かつてこれらの町が独立した海洋国家であった歴史に由来するのかもしれない。
アマルフィは、中世に栄えた海洋都市国家の名残を残し、今もなおその歴史的な風格を漂わせている。ラヴェッロの「天空の庭園」から眺める地中海の青さは、まるで夢のような景色だった。ポジターノのカラフルな家々が斜面に寄り添う姿は、絵画のように美しく、カプリ島に渡れば、その神秘的な青の洞窟が旅のハイライトとして深く刻まれる。
南イタリアを歩くことは、単なる観光ではなく、かつての歴史を追体験する旅でもある。それぞれの街が持つ背景を知ることで、そこに息づく文化や人々の営みがより深く心に響く。
歴史を振り返りながら、風景と文化に浸る―それこそが、この旅の醍醐味だった。
南イタリアの美しさと、その奥深い歴史を胸に、また新たな旅へと想いを馳せる。
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