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人を採用しても辞める、育てても定着しない。その悩み、組織の“実践力”が原因かもしれません

2025.04.09ブログ

森田萌果
人を採用しても辞める、育てても定着しない。その悩み、組織の“実践力”が原因かもしれません

採用費をかけてもすぐに辞めてしまう。
研修をしても現場に活かされない。
制度を整えても“変わらない”空気が残る——そんな声を、私たちは日々耳にします。

今、多くの企業が「人が採れない」「人が辞める」「人が育たない」といった課題に直面し、採用強化や研修、制度整備などさまざまな打ち手を講じています。
しかし、それでもなお“現場が動かない”という感覚を抱えている方も多いのではないでしょうか?

本当に問うべきは、「今いる社員が活きる組織になっているか?」です。

私たちCCIはこう考えます。

当事者意識を醸成しようとすると、つい個人の意識や行動に焦点を当てがちです。
しかし私たちは、当事者意識は“組織内の関係性”や“組織の構造”の中で育まれるものであり、そこにこそポイントがあると考えています。

例えば……
・ミッションや目的が共有されていない
・意思決定が上層部に集中し、ミドルが裁量を持てない
・「対話の場」があっても、本音が語られない空気がある

こうした状態では、いくら施策を打っても、個人が力を発揮する余白は生まれません。

CCIでは、組織とは外部からのインプットを内部で変換し、再び外部へアウトプットする“変換装置”であると捉えています。
そしてアウトプットは、変換装置である組織内部4つの項目のうち、一番低いレベルに揃ってしまいます。いくら素晴らしい戦略があっても、ヒューマンプロセス(例えば、働く人のモチベーション)が低ければ、うまくアウトプットは出ないのです。

(組織開発の手法のタイプ分け(カミングス&ウオーリー:中村和彦訳)に加筆して作図)

そしてその“変換力”は、次の3つの要素が噛み合うことで最大化されると考えます。
1. 内発的動機(WHYを言語化できること)
2. 関係性の質(対話・信頼・共通言語)
3. 組織構造と制度の一貫性(仕組みと意志の接続)

これらが整うことで、組織の実践力が向上し、「今いる人材」が変化を生み出す“当事者”に成長し、組織の実践力向上に繋がります。

これらの考え方を組織開発の理論と実践を通じて、「当事者意識」を高め、現場の実践力を向上させるための無料セミナーを開催します。
セミナーでは、皆様の組織に合った変革を進めるために、具体的なアプローチと成功事例を紹介し、ディスカッションを通じて深掘りしていきます。


■セミナータイトル:
人口減少時代を乗り越える実践力向上の原理原則
〜 経営幹部・リーダーに必要な当事者意識を高める組織開発 〜
(主催:東京商工会議所 葛飾支部)

■ 日時:2025年4月18日(金)14:00〜16:00
■ 会場:テクノプラザかつしか(東京都葛飾区青戸7-2-1)
■ 参加費:無料(限定30名)
■ 特典:自社の振り返りに活用できるワーク付き

詳細・お申し込みはこちら:
https://x.gd/NsdSS


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社員の力を“引き出せる組織”へ変わっていきませんか?

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そうお考えの経営者・人事責任者の皆様のご参加を心よりお待ちしております。

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