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防衛基地を通りながら考えた、戦争と平和の距離

2025.05.13ブログ

大島 岳
防衛基地を通りながら考えた、戦争と平和の距離

札幌から襟裳岬へ向かう道中、対空防衛基地のそばを通った。
そのとき、ふと歴史を振り返る。

かつて、北海道は地政学的にも重要な地域であり、戦争の影響を受ける可能性が議論されてきた。
もし北海道が占領されるとしたら、この辺りが上陸地点になる、そんな話を思い出しながら基地を眺めた。

東京にいると、戦争や占領について考える時間はほとんどない。
日常の喧騒に紛れ、国防の問題はニュースの中の出来事でしかない。
しかし、ここに暮らす人々はどうだろうか。
防衛基地のそばで生活することで、平和を守るという現実を肌身で感じるのではないか。

基地の存在は、単なる施設以上の意味を持つ。
それは、過去の戦争の記憶を呼び起こしながら、現在の安全保障を象徴するものでもある。
北海道に住む人々は、国防の最前線にいるという意識をどこかで持っているのではないだろうか。

しかし、基地を見つめながら思う。戦争は遠い話であり続けるべきだ。
それを現実のものにしないために、私たちにできることは何か。
歴史を知り、平和の意味を考えること。
そして、日々の暮らしの中で、国際関係や安全保障について関心を持つことこそが重要なのではないか。

防衛基地を通り過ぎると、また静かな風景が広がる。
その景色を見ながら、私はこの平穏が続くことを願った。

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