編集の時代
2012.11.12ブログ
大島 岳
11月1日(木)のカンブリア宮殿を見て
築40年の木造長屋が大人気住宅に! “家賃を倍”にする不動産再生集団!
ブルースタジオと言う会社が紹介されていた。
新築のマンションの20%が空き室になっているなか、築40年のボロボロの長屋をリノベーションして新築のマンションに匹敵又は超える家賃で再生させる。しかもその長屋で新しいコミュニティを創り上げていく。ReformもRenovationもどちらも「Re」がつく。しかしReformは箱を変えること。しかしRenovationは生活のInnovationする事だ。
そして最後に村上龍さんのコメントがいつになく長かった。
それをご紹介すると、大規模な「再開発」が報じられ完成した複合施設が紹介されるたびに、私は違和感を持った。
スクラップ&ビルドはもう時代遅れだと感じたのだが、ブルースタジオのお二人と話していて理由がはっきりした。
わたしたちはいまだに、あらゆるものが不足していた時代の呪縛から解放されていない。
ブルースタジオの、「住宅の編集」という考え方は新鮮だった。あらゆるものが足りないのではなく、あふれているのだ。
すでにある資源をどう組み合わせ、どう活用するのか。
「編集」という発想は、住宅・建築だけでなく、経済・社会・文化など、あらゆる領域に、有効であると思う。
編集の時代 村上龍
新規事業開発が大きくテーマになっている今、示唆に富んだ事例だった。
大島 岳
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