組織開発体験講座の大ゴケからの学び。
2013.12.16ブログ
先月初旬、ODネットワークジャパンの組織開発体験講座へ参加致しました。
4泊5日という長期間の講座です。
入社半年と少しの私は、パッチワーク的ではありますが、まだわずかな組織開発の知識を手に、
山梨県清里へと向かいました。
組織開発の基礎を体験的に学べる場では、チェックイン、チェックアウト然り、
明示的規範、黙示的規範然り、ODマップ然り、普段見聞きする文言が、主体です。
講座の内容は、機密性上、詳細には申し上げられないのが残念ではありますが、
結論を申し上げますと、私はわずかな組織開発の知識を自信に、座学時は、よかったのですが、
さすがに「体験的に学べる場」です。
体験講座のワークの場で、“ 大ゴケ ” を致しました。
私は、4泊5日のワークの場で、初日聞いたワーク内容の説明時に、
既に、そして勝手にゴールを一人描いておりました。
これが、“ 大ゴケ ” のきっかけでした。
自分が勝手に描いたゴールを元に、自分の役割を決め、自チームの意見や感想を集約しきらずに、
本番へ臨み、他チームとのプレゼンテーションの場を迎えました。
自チームで合意が取り切れていないものを、
他チームの方々に提示したところで受け入れてくれるはずもなく、
強烈なフィードバックを頂いてプレゼンテーションは終了しました。
あの時の、挫折感、孤独感、徒労感すなわち、絶望感は、ちょっと言葉では言い表せないモノがあります。
機能しなかった場は、最後は今、ここで起こったプロセス自体の振り返りの場として、
苦しい学びの場として、活かしました。
当たり前のことを申し上げてしまうかもしれませんが、
人は、理論的には動きません。また理論だけでは、動いてくれません。
一辺倒の~~~だから、~~~して下さいでは、通じないことを、まさに体験的に感じ、学んで参りました。
私の場合は、自身の拙さですが、
企業でいえば、どんなにいい戦略、人事システム、組織構造があっても、そこを結び、
実行する人と結びつかないことには、成果がでにくく、出るにしてもスピード感が弱いために、
余分な時間を要することになります。
コミュニケーションのみにフォーカスしても、仲良しになるだけでは、企業側としては成果物とは言い難く、
やはり戦略にせよ、人事システム、組織構造にせよ、実行する人(ヒューマンプロセス)の
理解や主体性と結びつかないと、スピード感のあるより良い組織にはならないのだと感じています。
内田拓郎
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