セミナーご報告:組織開発実践研究会「組織開発導入時のツボ」
2017.07.22ブログ
7月20日(木)、大手町ファーストスクエアカンファレンスにて、組織開発実践研究会「組織開発導入時のツボ」を開催させていただきました。
弊社では2016年から「組織開発トレンド研究会」というタイトルで、内部実践者の皆様と組織開発の今を考えるセミナーを開催してまいりましたが、その4回目のなる今回からは、より実践のための普遍的なものをテーマにしようと、タイトルも「組織開発実践研究会」に変えました。そして今回は組織開発のステップにおいても最も成果を左右すると言われる導入時(エントリー)にスポットを当てました。
1、講演「組織開発のスタートアップと働きかけについて」
組織開発の全体像と最初のSTEPである「エントリーと心理的合意」の重要性について、組織開発研究の第一人者である南山大学人文学部心理人間学科教授でありODネットワークジャパンの代表理事でもある中村和彦氏より講演をしていただきました。参加者同士の対話も挟みながらわかりやすくご説明いただきました。
2、事例発表「CCIにおける組織開発の導入事例」
組織開発を導入する際の「エントリーと心理的合意」について弊社が取り組んだ事例を、弊社代表でありODネットワークジャパンの創業期からの理事でもある大島岳よりご紹介しました。現実の生々しいコンサルテーション事例ですので、敢えて資料も配布せずに、エントリーによる共闘体制を気づいていくプロセスと、成果への影響について経営的視点から、そして人の感情のダイナミズムからお話いたしました。
終了後は、ご希望者の皆様と場所を変え懇親会を開き、組織内で実践をする際の具体的課題などについての参加者同士の真剣な対話や、CCIメンバーへのご質問など、楽しくもエネルギッシュな時間を楽しみました。
ご参加頂いた方からの感想(抜粋)
- 中村先生の理論的なお話しと大島さんのリアルなお話しの連動がとても良かったと思います(土谷様)
- 事例での、ビジョンミーティングのリアリティが印象に残りました(S様)
- 中期推進にあたり、メンバーの合意がなく進行しているプロセスロスをなくしたくて参加しました。メンバーそれぞれが持つ「本質」について聴き合う必要があると感じました。(T.H様)
- ODの全体像が見え、自分のこれまでの経験の意味がハッキリしました。改めて課題と思ったのは継続と次世代のキーマン探しです(神山様)
- 「変革推進者が誰か」を真剣に考えなければと思いました。(N様)
- 中村先生の講義と大島先生の事例の関連が分かりやすく整合性があったので理解度が高まりました。(嶋谷様)
- 中村先生のお話により、組織開発において大切にすべき価値観が明確になりました。大島さんの事例はリアルで参加者の熱が変わる瞬間の話が印象的でした。(A.S様)
- 問題の本質を見極める大切さが印象に残りました(森崎様)
- 具体的事例が強く印象に残りました。(T.O様)
- ODのプロセス、エントリーの重要性を理解でき、明日からの仕事にすぐに生かせる内容でした。(増原様)
- 中村先生の説明が非常にわかりやすく組織開発のポイントが良く理解できました。組織開発をしていくために、どのレベルのテーマから取り組むかを整理していかなければ、と思いました。(H.Y様)
- 人間の内面へのアプローチが一番大切なことだと思いました(S.A様)
- 現職の課題に当てはまり、解決のヒントとなるキーワードをご教示いただきました。(T.S様)
- 自立組織を作るために相手に考えてもらえるような質問・問いかけ、そして本気でやることが印象に残った。(M.K様)
- 目に見えないことをやる上で、説得させる一つの方法として、「それをやらないリスク」を考えるという点はとても印象に残りました。(K.S様)
最後になりますが、参加者の皆さま、この度は大変ご多用の中、誠にありがとうございました。
平尾貴治
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