2015年3月18日付けの日刊工業新聞 17面に、弊社コンサルタント・平尾貴治が掲載されました。
ぜひ、ご覧ください。
(上記記事の著作権は日刊工業新聞社に帰属し、日刊工業新聞社から転載承認を受けて掲載しております。)
2015年2月23日-27日の5日間、OD(組織開発)の専門家が集まる5日間の公開講座(南山大学組織開発ラボラトリー)に、弊社から3名で参加いたしました。
「複雑なシステムの変革をファシリテートし対応する」というテーマで、ファシリテーターはDeatrus LaCourさんというアメリカ人の先生でした。濃密な内容で且つ英語の講義でしたので(通訳の方は付いていますが・・・汗)、私にはとてもハードな合宿でした。
しかし、3つの点で大きく自分の成長につながりました。
一つ目は、「組織に存在している複雑なシステム(「あっちを立てればこっちが立たず」「風が吹いたら桶屋が儲かった」みたいな)」を見る時の着眼点とフレームワークを得られたこと。
二つ目は、そのフレームワークを使う上での一番大切なことは、「自分の中の善悪を一度手放す」ということ。
どうしても我々は、相手のことを思えば思うほど「善なることをやらせ、悪なることをやめさせよう」と考えてしまいます。しかしそのフィルター自体が複雑なシステムを見る時に邪魔になるのだということがわかりました。一度完全にニュートラルになって「今起きていること」を淡々と探し出す行為が全てのスタートになるのです。これは、つい正義感を持ちたくなる自分にとって実に大きな学びでした。
そして三つ目として、かつ、自分にとって最大の学びだったことは、「複雑なシステムに流されるのではなく、そこに対応して自己組織化をしていくには、自分自身の強い意志(will)が何より大切だ」ということ。
これはプログラムからというよりは、最終日にDeatrus LaCourさんが語ったご自身の原体験から感じました。彼がODによってダイバシティ実現を本気で続けることに至った理由として、あるマイノリティの方の苦悩に出会った話を涙を流しながらお話をしてくれました。
複雑なシステムをファシリテートするということは、単にツールやテクニックの問題にとどまらず、多様な価値観の存在を承認し合い、マイノリティーもハッピーにいられる組織を作りたいという強い意志こそが必要なのです。
そして同時に、ODコンサルタントを生業にしていることの重さを認識することができました。
※ファシリテーターのDeatrus LaCourさんとのツーショットです。
平尾貴治
セミナー:シー・シー・アイ OD(組織開発)セミナー 「組織開発との向き合い方」
2015年3月11日(水)於:ビジネスエアポート青山
去る3月11日(水)、ビジネスエアポート青山にて、
シー・シー・アイ OD(組織開発)セミナー「組織開発との向き合い方」を開催いたしました。
当日は、弊社コンサルタント平尾貴治が講師を務め、下記のような目標観と流れで進行いたしました。
【目標観】
1.OD(組織開発)とは何かを考える
2.「組織を開発していくこと」に対する自分自身のスタンスを考える
【セミナーの流れ】
1.組織開発とは何か
2.組織開発とどう向き合うか
3.組織活性化のメカニズム(ODコンサルタントの視点)
今回のセミナーは講師からの情報提供だけでなく、参加者の皆さまに組織開発をご自分自身や自社の課題と結びつけながら考えていただくことや、参加者同志の対話を通じて学びを深めていただくことを大切にして、進行いたしました。
セミナーの冒頭では参加者の皆様より、
「職場活性化の取り組みを実施してきたのだが、これって組織開発なのかもしれない・・・と思っている」
「前回(1月)セミナーに参加して、自社の仲間にも聞いて欲しいと思い、声をかけて一緒に参加した」
「技術的なことや営業には力を注いできたのだが、組織全体を見たときに社員が同じ方向を見る必要もあるのではないかと思っている」
というお話があり、ご自身が日ごろ実践していることの整理や、社内で組織開発を進めていく際の仲間づくりという目的を持って参加されている方が多くいらっしゃると感じました。
参加者の皆さまからも積極的にご質問をいただき、ご自身の職場とセミナーの内容を紐づけて聞いてくださっていることが、私どもにも伝わってきました。
また、ご参加の皆さま同士での対話も時間が足りなくなるほど盛り上がり、セミナー後の懇親会も大変熱気溢れる時間となりました。
◆参加者の主なご感想
・ 説明が理解しやすかったです
・ 分かっているようで分かっていない問題で、考えさせられるセミナーでした
・ 時間の関係だと思いますが、もっと話し合いもしたかったです
・ 「人間は一人一人、そのやり方を最善だと思っている」など、いくつかの良い言葉をいただきました
・ 自社の取り組みを当てはめながら、ODの考え方を振り返ることができました
◆さいごに
参加者の皆さま、この度は大変ご多用の中、ODセミナーにご参加いただき、誠にありがとうございました。
CCIでは今後もこのようなセミナーを、定期的に開催していく予定です。
次回は5月11日(水)に、「組織開発(OD)との向き合い方」をテーマにセミナーを開講させていただきます。
今回同様、組織開発の基礎からお話をし、ワークも取り入れ体験的に学んでいただく場にしたいと思います。
組織開発(OD)について知りたいという方はもちろん、もう一度学び直してみたい方、組織の中で共に組織開発に取組むお仲間を増やしていきたい方など、皆さまからのお申し込みを心よりお待ちしております。
詳細はこちらをご覧ください → 組織開発との向き合い方
「物事を俯瞰して見ることが大事」
「目先のことに囚われすぎて全体性を見失うと、
知らず知らずのうちに誤った方向に行ってしまう」
私が日ごろお客様に話していることの99パーセントは、自戒の念を込めていると言っても過言ではありません。
新しい年を迎え、早くも1ヶ月が経ちました。
お手伝いしているクライアント様の案件や、これから進めようとするプロジェクトの企画、自分の成長のための様々なインプット、細かな事務作業・・・。
既にTo Doリストは膨大な量になり、それを1つ終えては、新たに2つ増える、という毎日。
一つひとつ確実に!頑張らなくちゃ!と思うほど、目の前のことに集中してしまう自分の傾向を理解はしているものの、「いま、ここで」そんな自分に気づくのは、なかなか難しいものです。
先日、用事があり近くまで行ったついでに、行きたいと思っていた「新印象派展」(東京都美術館)を鑑賞してきました。
昔から美術館に行くのが好きだったのですが、ここ数年は忙しさに追われ、以前ほど頻繁には足を運べていませんでした。
でも、今回は私が特に好きなポール・シニャックやジョルジュ・スーラの「点描画」が数多く展示されているということで、何としても見に行きたいと思っていたのです。
点描画は近くで見ると色とりどりの「点」が無限に並んでいますが、少し離れたところから見ると、ひとつひとつ色をまとった「点」が折り重なり、生き生きとした風景や人物が浮かびあがってくるところに、私は面白さを感じています。
偉大なる画家たちがどんなタッチや色使いで描いていたのか?その息づかいを感じたくて、絵にできる限り近づいて見たあと、少し離れたところから全体像を見る・・・。
こんなことを幾度となく繰り返しながら、展示室の中央まで歩き、少し離れたところで絵を見ていたとき、ふと気づいたのです。
「あ、いま私、『俯瞰』で見ている」と。
「点」を描き続けるのは、根気のいる作業だと思います。
それを継続し、修正できるのも、ときどき「俯瞰」で見て全体像を確認するからこそ。
そして、自分で「俯瞰で見ている」と思っていたこと自体が、実はまだ「点」のひとつなのではなかったか?
一見、仕事とは全く関係ないような場面ですが、面白いもので、自分が知らず知らずのうちに「点」だけを見ようとしていたことに気づかされました。
個人も組織も、「俯瞰して見る力」と「ここぞという場面での、一点にかける集中力」、どちらも大切で、行ったり来たりできることが理想的なのではないかと思います。
私自身も今まで以上に「自分の人生を俯瞰して見る」ことを心に留めて、振り返ったときに今年は良い年だったと思えるように過ごしていきたいと、思いを強くしました。
Sotoyama
セミナー:戦略をやりきる組織と個人を創る
2015年1月26日(月)於:コンベンションルーム AP 品川
去る1月26日(月)、コンベンションルーム AP 品川にて、
「企業と人材」掲載記念 新春特別セミナーを開催し、10名の方々にお集まりいただきました。
当日は、弊社コンサルタント平尾貴治が講師を務め、下記のような目標観と流れで進行いたしました。
・「生産性と健全性を両立させる組織とは何か?」を考える
・参加者ご自身の2015年度の組織創りを考える
1 組織と人材について社会や戦略の変遷から考える
2 人材活性化のポイント
3 教育体系を考える際のポイント
今回のセミナーは一方通行の座学ではなく、参加者の皆さまに、ご自分自身や自社の課題と結びつけながら考えていただくワークを取り入れながら、参加者同志や講師との双方向のコミュニケーションを大切に進めて参りました。
セミナーの冒頭では、参加者の皆様より「経営者として自分の右腕を育てたい」「会社の生産性は悪くないが、人間関係をもっと円滑にしたい」というお話があり、切実感を伴いながらも、何か改善や変化をさせたいという強いお気持ちが伝わってきました。
また、講師平尾が冒頭での挨拶で、「お集まり頂いた皆さまの業種が、実にバリエーションに富んでいるので、ぜひこの機会に良いネットワーク作りの場にもしていただきたい」と申し上げた通り、参加者の皆さまは休憩時間中も活発な情報交換をされ、セミナー後の懇親会も大いに盛り上がりました。
・「セミナーで教えてもらった(人材活性化のための)組織を考える順番を、現場に帰ったら当てはめ、順番に実践していきたい。」
・「受け入れあう、承認しあうこの場の居心地がよく、聞いていることがスーッと心に入ってくるようだった。職場に戻ったら、結果の承認ばかりではなく、まずは存在承認として社員に挨拶をきちんとすることから意識したい。」
・「人を承認するには、まずは自分を承認しないといけないと思った。」
・「部下だけでなく、自分にも自己正当化と犠牲者感があると感じた。」
・「体系立てた説明に加え、事例がほどよく加えられ、理解が進んだ。」
・「自分も考えるので、3時間でも短く感じた。部下から信頼されるトップになりたいと思う。」
この度の「戦略をやりきる組織と個人を創る」セミナーには、大変ご多用の中ご参加をいただいた方、また遠路にも関わらず本セミナーのためにご参加をいただいた方もおられました。ご参加いただいた皆様に、改めまして御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
CCIでは今後もこのようなセミナーを、定期的に開催していく予定です。
次回は3月11日(水)に、「組織開発(OD)との向き合い方」をテーマにセミナーを開講させていただくことになりました。
組織開発の基礎からお話をし、ワークも取り入れ体験的に学んでいただく場にしたいと思います。
組織開発(OD)について知りたいという方はもちろん、もう一度学び直してみたい方など、皆様からのお申し込みをお待ち申しております。
詳細はこちらをご覧ください → 組織開発(OD)との向き合い方
・テーマ 「組織開発(OD)との向き合い方」
・開催日時/場所
2015年3月11日(水)19:00~21:00(開場18:50)
株式会社シー・シー・アイ
東京都港区南青山2-29-9-601
銀座線『外苑前駅』1a出口 徒歩4分
詳細はこちらをご覧ください → 組織開発(OD)との向き合い方
先日、とある異業種勉強会でファシリテータとしてODについてお話する場をいただきました。
出だしで、ODに対して持っている印象を参加者に質問したところ、「ODって怖く感じる」という素直な意見をいただきました。
確かに、いくら上の人が「戦略遂行のスピードを上げるため」とか「部門連携を実現するため」などと号令をかけても、現場で汗を流している人にとっては、「慣れ親しんだ仕事のやり方や環境が変わってしまう」というのは、とても面倒くさいし、できれば避けたいことでしょう。
私自身、サラリーマンだった時、組織変革や人事異動の季節は憂鬱だった思い出があります。
だけど、ODの世界では、「組織は生き物である」という言葉もあります。
生き物は、外部環境変化に合わせて内部環境を変化適応させて、はじめて生き延びることができます。
それができなければ、どれだけ強い生き物も必ず死んでしまいまいます。
経営にも組織のあり方にも正解はありません。
「経営は科学であり、アートでもある」と言われる所以です。
でも、正解がないからと変化することに恐怖を感じ、現状に留まれば先がないのも、また事実です。
改めて、そんな組織変革を勇気を持って進める人を、とことん応援していくと同時に、一方で、「できれば変わりたくない」という気持ちにもしっかり寄り添ってODを進めていきたいと考えた出来事でした。
平尾貴治
組織開発(Organization Development)は組織を外部環境も含めた全体システムとして捉え、そのシステムそのものを変えていくために1940年代に生み出され、その後現場で実践されることで進化してきた考え方、手法です。
将来の不確実性が増している現在、要素分解された課題を個別に解決するという従来型の組織改善手法は限界をむかえつつあります。
そのため、『組織の生産性と健全性の両立』を実現するために、組織開発やホールシステムアプローチといった考え方があらためて注目されています。
一方で組織開発はシステム全体を改善していくアプローチであるために、何から手をつければ良いのか、どのように進めていけばよいかというエッセンスをつかんでいただくことが難しいという側面があります。
本セミナーではこれまでの弊社が30年近く取り組んできた内容をご紹介しながら、組織開発とは何かをつかんでいただくと同時に、自組織で組織開発にどのように取り組んでいくかというシー・シー・アイの組織開発のエッセンスをお伝えしていきます。
2015年3月11日(水) 19:00~21:00 (開場18:50)
ビジネスエアポート青山 会議室
東京都港区南青山 3-1-3 スプライン青山東急ビル6F
→ https://business-airport.net/shops/access/aoyama
銀座線『外苑前駅』1a番出口より徒歩3分
5,000円
※少人数でのセミナーです。
お申込み受付は終了いたしました。
組織開発コンサルタントの平尾です。
さて、先日セミナーブログでもお伝えしたように、年明けの1月26日(月)、品川で公開セミナーを開催いたします。
今回は、講師をやらせていただく立場として、少しだけご案内です。
当日行う内容は、一言で言うと「生産性と健全性を両立させる組織って何?」ということです。
どれだけ売上や利益を上げたって、社内がギスギスしてメンタルダウンを生んだり、あるいは「今」の数字は良くても、将来に向けて継続的に成果を出し続けられなかったら、健全性があるとは言えませんよね?
逆に、どれだけ健全性が高くてやりがいや成長感が高くても、「今日の飯の種」に心配するような生産性じゃ長続きしません。
「企業と人材」12月号にも書きましたが、私自身は、サラリーマン時代に企業破綻を内部で経験しております。
今思い出すと、破綻後の社内って、毎日のように大人が泣く姿を見るんです。
ある人は退職の挨拶に来て涙を流し、
ある人は自分の無力さの反省に涙を流し、
ある人はお客様からの励ましの言葉に涙を流します。
そんな悔しい経営破綻の原因を、後になってマーケット論や戦略論やシステム論で分析的に語ることは簡単です。
だけど、本質はそんな所には無いのです。
その会社が、まだ好調だったときに社内で話し合いをした時に今でも覚えている管理職の方の言葉があります。
「今は数字を上げることだけ考えろ。それ以外のことは10年たってから言え!」
そしてそれから10年立たない間に会社は無くなったのです。
もちろん、生産性を考えずに健全性だけ求めることは論外です。
たとえば、先日面談したある企業の教育ご担当者は、「我々は数字を考える立場には無い。」と言い切り、今流行っているプログラムを入れるのですが、受講生は白けるばかりという悪循環を繰り返しています。
重要なポイントは、「生産性も健全性も、手放さない」という経営スタンスなのです。
私たちシー・シー・アイは、約30年間、その追求のためのプログラムを実践してまいりました。
1月26日は、本気で組織を良くしたいとお考えの皆さんと
「100年続くことのできる企業ってどんな組織なんだろう」
「それを実現する上で、人の育成ってどう考えればいいんだろう」
ということを、単なるお勉強ではなく、企業内実践者の皆さんと一緒に考える場にしたいと思っております。
ですので、今回はあまり人数はお呼びせず、少数で密度の濃いセミナーを行いと思います。
私も「企業と人材」の紙上だけでは伝え切れなかった、自分自身の体験や実際のコンサルテーション現場で行っているプログラム内容などを、世界の組織開発(OD)の情報とともにお話をしたいなと思います。
新春のお忙しい時期だとは存じますが、そういう時期だからこそ、
真剣に2015年度の組織創りを一緒に考えませんか?
平尾貴治
<開催概要>
テーマ:「企業と人材」記載記念新春特別セミナー
戦略をやりきる組織と個人を創る~2015年度事業計画実現のための教育体系の位置づけ~
日時: 2015年1月26日(月) 17:30~20:30 (開場17:15)
参加費:5,000円
定員:18名
定員になり次第締め切ります。当セミナーは企業内で経営計画、教育計画を策定する方を対象としております。
研修講師、コンサルタントなど同業者の方はお断りさせて頂くこともございますのでご了承ください。)
会場:コンベンションルームAP品川
品川駅より徒歩3分
http://www.ap-shinagawa.com/
参加お申込み:お手数ですが、こちらのページの下記欄を入力願います。
弊社主催のセミナーで過去のGDPの推移のグラフを使用した時に思い出したことがあります。
世界的金融不安の発端となったリーマン・ショックと私のつながりが明らかになった恐怖の思い出です。
当時の私は、岐阜県の老舗旅館に勤めておりました。
経理課に所属しており、社長と事業計画書をあーでもないこーでもないとやっていた時期です。
当時の私は、世界的金融不安やリーマン・ショックという連日のニュースや報道を見聞きしても、
正直、基本は他人ごとでした。
「世の中たいへんだなー」。まあこんなものです。
しかし、それから間もなくのことです。
リーマン・ショックによる実体経済への影響が会社にもやってきました。
予約にキャンセルはないものの、これから紅葉のシーズンを見込み、多くのご予約を頂くはずが、
例年より明らかに減少傾向にありました。
トップシーズンに見込まれる客数の減少は、文字通り、死活問題です。
減少要因を辿って行くと、最もコアな客層である愛知県のお客様が減少していることがわかりました。
愛知県といえば自動車。自動車業界は、リーマンショック後の打撃をモロに受けた業界の1つです。
とにかく、ある程度、形を成してきた事業計画書も大幅に見直さなければならなくなりました。
主力の愛知県がだめなら、地元に助けてもらうしかありません。
「お昼と夕食を食べて、その間に温泉を堪能しお土産を買って日帰りするプラン「0泊2食」で当面は稼ぎます」。
銀行の担当者へ、トップシーズンの崩壊のせいで鉄板の過去データが通用しませんから、
急遽、方針転換をし説明を致しました。実際、何とかなりましたので、まずはホッとしたものです。
しかし、ほっとしたのもつかの間でした。
ある日の昼休み。コンビニへ行こうと自分の車へ乗ろうとしたら、ダッシュボードが開きっぱなしでした。ん?と思い、
見渡しましたら、まずはカーナビが傷だらけなのに気づき、私は驚きました。
続いて、後部座席。ガラスの破片が散らばっています。やられた・・・
購入してひと月も経っていない私の車が車上荒らし・・・
リーマン・ショック後の当時、車上荒らしの窃盗団が上昇傾向にあり、私の新車もその被害にあってしまったのでした。
私は警察官に指紋を採取され、頂いたティッシュで指を拭いながら警察官の方へ聞きました。
内田「一体、どんな人がこんなことをするんですかね。
こんな田舎でやったら、すぐにどこの誰かってわかりそうなものだけど。」
警察官「んなもん、決まっているよ。地元の者の犯行じゃない。ましてやこのやり方は日本人じゃない。外国人や。」
内田「・・・・・・」
岐阜県の隣には愛知県があり、ご存知の通り、この県の中心的な産業は自動車です。
リーマンショック前は、東海地方の自動車メーカーは好調でしたので、人手不足が起きていました。
そこで、外国人雇用を考え、多くの海外の方が来日し、派遣社員として働かれていました。
当初は、治安悪化を懸念して、信頼できる国からの受け入れに限定をしていたのですが、
人手不足が解消されないため、だんだんなし崩し的になり、
最後の方は、様々な国の人達が入国をしていました。
そこへリーマン・ショックです。そして派遣切り。
国へ帰れる外国人はいいですが、路頭に迷う方も少なくありませんでした。
話しを聞いていくと犯行の流れは、カーナビを奪って売り払い、帰国というわけでした。
私の車は純正でハメ込まれたカーナビだったので、取ることは叶わず、
だから、何かないかとダッシュボードも必死に漁ったのだろうと思われます。
「世の中たいへんだなー」と他人事のように思っていたリーマンショックの影響が、
このような形で自分自身に降り掛かってくるとは思いもよりませんでした。
ここから得られた私の教訓は、
世の中で起きていることは、自分の生活にも結びついている。
すなわち、俯瞰したものの見方を大切にしようということです。
社会という大きな枠組はイメージすることが難しいですが、皆さんの日々の生活は必ずどこかにつながっています。
今起きている事象は、どこからきているものなのか、私のようにドタバタしたり、痛いオモイをする前に
一度俯瞰した大きなモノの見方で見てみて下さい。
ここからこんな影響を受けているのか!と思わぬ気づきがきっと出てくるものと思いますし、
気づくことで未然に防げることもあると思います。
内田拓郎
管理職の方とお話していると、「若い人のモチベーションが低い。元気がない!草食だ!」という意見をよく伺います。
だけどちょっと待ってください。
我々オジサン時代(ちなみに私は54です)のモチベーションのベースには、やっぱり世の中も企業も右肩上がりの記憶がしみついています。
右肩上がりも終身雇用も幻想になりつつある現在においては、「石の上にも三年だ!お前も偉くなったらわかる。」だけでは、若い方のモチベーションは上がりません。
一方で、そうは言っても若い方のモチベーション問題は大切です。
答えのない時代だからこそ、メンバーが一丸となって戦略をやりきることが、右肩上がり時代以上に必要だからです。
そんなことを考えていた矢先、モチベーションを分析し体験的に学ぶ異業種勉強会がありました。
沢山の学びがありましたが、その中でも特に心に残ったのは、「モチベーションとテンションとの混同」でした。
これは頭では理解していたはずなのに、自分自身、「精神的で中長期的なモチベーション」と思っていたものが、実は「感情的・身体的で一時的なテンション」だったことに気づかされました(汗)
もうひとつショッキングだったのは、モチベーションを上げるベースとなるセルフエスティーム(自己重要感や自己有能感)ですが、世界中の小学生に統計を取ったところ、日本がずば抜けて低いという事実にです。育児の時、「お前はダメだなー」と教育する親が多いのかもしれません。
「自分はダメな人間だ」と刷り込まれた日本人が、「俺は重要視されている」と胸を張って仕事に向かう人達の中で、グローバルな活躍ができるのでしょうか。
さて、あなたの組織ではどうですか?
「若い人のモチベーションが不足している」という前に、「重要感」や「有能感」を伝え合う規範はあるでしょうか?
それは「例えば部下の話を、他のことの手を止めて聴く」とか意外に身近な行動からなのかもしれません。
平尾貴治
実施プログラムについてご質問やご相談等ございましたら
下記にてご連絡くださいませ。