クライアント様インタビュー 

組織開発は生き方、覚悟
最も重要なポイントは「ビジョン」への共感醸成

株式会社西尾硝子鏡工業所 代表取締役 西尾智之様

平尾:まず初めに、西尾硝子さんが組織開発に取り組まれるようになった背景や、どのような経緯でわれわれと出会うことになったのかなど、お話しいただけますか。

西尾社長(以下、西尾):父親が亡くなった1992年(平成4年)、当時26歳になって間もない私はサラリーマンで商社に勤務していました。しかし、父親が亡くなったことで、全てを変えて、自分の会社に戻ってくるという決断をしたんです。
父親の臨終に立ち会った際に、父親に最後の言葉として「自分が継ぐから安心しなよ」と伝えました。父親はもう話すことはできなかったのですが、布団の中から手が出てきて、僕の手をずっと握っていたことを覚えています。継ぎたくて継いだというよりも、父親との最後の約束のために継いだ。それがその時の自分の正確な気持ちかもしれません。
しかし現実に会社に入ってみると、驚きの連続でした。商社と全く違うのです。組織も空気も人も違うし、会話も全然違う。ここは何なんだっていうくらい、まるで違う世界でした。本当に苦労しましたね、特に人間関係では。
当時33人の社員がいて、一番年下の社員も31歳という全員年上の人ばかりの中で、経験した人でなければ分からないプレッシャーがありました。
そもそものスタートで、社員になかなか受け入れてもらえませんでした。口では「一緒にやりましょう」と言ってはいましたが、自分が受け入れていなかったかもしれません。こちらも、自分が一所懸命な分、頑張らない人を馬鹿扱いしたりしてしまっていたかもしれません。同時に、硝子業界の人たちも名刺交換をしても、「なんだ、西尾の若造か」という雰囲気で、なかなか受け入れてもらえませんでした。

「今であれば、『会社は長く続けることが大事』と堂々と言えます」(西尾)

西尾:それまで勤めていた商社とは雰囲気も違いましたが、「後継者として親父を超えなければいけない。だから会社を大きくしなければいけない。」という気持ちもありました。
実際に、1992年に西尾硝子入社後、最初は苦戦していた売り上げが、2000年に私が社長に就任した後に一気に伸びたんです。「やればできるじゃん、俺!」とかなり気持ちが高揚していました。
2007年くらいまで、だいぶ無茶をして仕事をしていたので、社員にもかなり負担をかけていたんですね。さすがにこんな状態がいつまでも続くと、絶対にみんながおかしくなると感じながらも、思いだけで突っ走しり、自分自身でさらにエンジンを加速していました。

平尾:そんな西尾さんの転機はいつだったのでしょうか。

西尾:2008年のリーマンショックを機に、売り上げは6割も急減しました。前年対比40%、半分以下になりました。ただ、最初の段階では赤字を甘くみていました。「赤字になっちゃったな」と思いながら、すぐに挽回できると楽観していました。
しかし、2年目にさらに赤字幅が広がりました。全て自分の中で責務を背負うのだと考え、苦しみながらリストラを断行しました。そのことで、社内に疑心暗鬼が広がりました。
あの頃、「自分は帝王学を学んでこなかった」という負い目から、必死になっていろいろな勉強をしていました。この部屋(社長室)に、勉強の資料が段ボール3箱分もあったんです。3年連続で赤字が決まり、もうどうにもならない時、頭に血が上り段ボールを勢いよく投げ捨てたんです。すると、段ボールが壊れ、その中からある一冊の本が出てきました。
その本の開いたページに「会社にとって一番大事なことは、長く続けることだ」とピンクでマーカーしているのが見えました。どこで道を間違えたのか、自分は何も分からずに会社を大きくすることが大事とばかり言っていたことにようやく気付きました。
今であれば、「会社は長く続けることが大事」と堂々と言えます。「社員みんなが安心して働けて、その結果、成長できる」としっかりと断言できます。

「組織開発における『戦略をやり切る組織』という言葉に出会った」(西尾)

西尾:平尾さんとの出会いは大きな転機となりました。「3.11」のあった2011年で、その年の2月15日に、平尾さんが講師をされた東京商工会議所のセミナーでお会いしているんですね。タイトルが「戦略をやり切る組織づくり」だったと思います。
私はその言葉に非常に引かれました。戦略を立てても、なぜ誰にも伝わらないのか、ということが当時の最大の悩みでしたから。
そして、2011年4月9日の全体会議。平尾さんたちにオブザーバーで参加してもらいました。3年連続赤字になることが見えていて、いろいろ手は打ったのですが、自分の中では何がどう間違っているのかが分からなくなってしまっていました。ですから客観的に外部の人に、この会社は今何が問題なのかを見てもらおうというのが、平尾さんたちに来ていただいた主旨でした。
全体会議終了後、平尾さんから「外部者として参加しての総括をしたい」と電話がありました。会社ではない所で話をした方が良いかもしれないと言われ、駅前にある東急インの喫茶室で話をしました。平尾さんたちは初めてわが社の会議を見たのに、「誰があの時、こんな話をしていた」「こんな話がこんなふうに振られて、誰かがこう言って、その時こんな人がこんな表情をしていた」と非常に詳細にわたり覚えていることに、大変驚きました。
次に私が思っていることを話しました。その時の会話で「こんなに人の話を真剣に聞いてくれる人はいなかった」と率直に感心しました。ですが、自分の中では相当自信を失くしていた時期でしたので、「実はこういう状況だから廃業したいんです」というような話まで切り出しました。
すると、平尾さんから「お仕事が続いている会社が自ら閉じるのはもったいない話ですね。私たちに何ができるか分からないですが、もう一回、一歩踏み出す価値はあると思いますよ」と熱心に語っていただいたのを、今でも鮮明に覚えています。ギリギリのところで、本当にギリギリのところで、唯一、平尾さんが経営を続けることを進言してくれました。もしそれがなければ、私は間違いなく廃業の道を選んでいました。まさしく瀬戸際でした。
「最後は社長」だから社長自身が駄目だと思ったら、もうそれで会社は終わりです。だからこそ、誰かサポートする人が必要だと思います。社長も人間ですから。サポートとは、何よりも聴いてもらうということが大切です。真剣に向き合ってくれる愛情がある人が、きちんと受け止めてあげることで人は救われることがあります。
その姿勢が、CCIさんと他の会社と大きく異なる部分だったと思います。

「『本当の会社』にするために創業家が邪魔しては駄目だ」(西尾)

西尾:いよいよ組織開発を始める時に「本当の会社」にするために創業家が邪魔しては駄目だと考え、当時の会長だった母親と工場長の叔父に会社を抜けてもらうようにお願いしました。そのことで自分の覚悟も決まりました。あと1年間だけ時間をもらい、ここで存分にやり、それで結果が出なければ受け止めようという腹が決まったのはこの時かもしれません。

平尾:ご自分の肉親の、ある意味で生きがいを外す決断でもありました。

西尾:もちろん、会長も工場長も簡単に首を縦には振りませんでした。最終的に彼らが受け入れたのは、私から「お二人とも昔からのわが社の功労者です。もし廃業となったときに、お二人がいながら、どうしてそんな結果になったんだと言わせてはいけない。それは全部自分が背負うから」と覚悟を伝えたからでした。この言葉が彼らの心に響きました。「そこまで言うんなら分かった。だが、会社から抜けてもいつでも応援するから」と応えてくれました。会社変革を始めるための準備が整いました。

「『ベクトルが合うとはこういうことだ』という快感を得ました」(西尾)

平尾:2011年6月に幹部キックオフミーティングを行いましたね。大変な葛藤状態も生んだミーティングでしたが、なぜ、西尾さんの心は折れなかったのでしょうか。

西尾:おそらく、「この1年に全てを懸ける」という思いが根底にあったと思います。
その後にCCIさんを交えての全社ミーティングも開きましたね。全社員で取り組んだあの時も、みんなで真剣にさまざまな話をしました。私だけでなく、幹部以上も針のむしろでした。最初は「やっていられない」と複雑な思いにもなりましたが、2日間をかけてやり切った後に、「ベクトルが合うとはこういうことだ」という快感を得ました。あのタイミングだったから意味があったし、達成感を得ることができたと思います。一人きりで走ってきましたから、こうやって真剣にみんなで話せる場は今まで一度もありませんでした。実は自分自身はこういう場こそを望んでいたのではないかと気付かされました。組織開発って色んな人の解釈がありますが、私としては「生き方」であり「覚悟」だと思っています。

平尾:「組織のベクトルを合わせる快感」。これも経験していない人たちにはなかなか伝わりづらいかもしれません。現実にベクトルを合わせる作業は、お互いの違いをぶつけ合うことです。「あなたと私はここが違って見えている」「それはあなたの考えで俺は違う」と遠慮なく本音をぶつけることが結果として、真の意味での「ベクトルを合わせる」ことにつながります。

西尾:非常に貴重で何ものにも代えがたい経験でした。今でもいろいろな講演会で話をしますと、必ず驚かれます。「えー、西尾社長よくやりますね、そんなこと」と(笑)。しかし、これはテクニックでも何でもないと思っています。「やり切った人」と「やり切れなかった人」とは後々の結果が全く違ってきます。
何回も実施する必要はないかもしれませんが、この2日間で全てのもの、どんな稚拙な意見も含めて受け入れるという時間は貴重でした。これを経験しますと、組織に言い訳はなくなります。意見をぶつけ合うことをいとわなくなるし、間違いがあれば、たとえ経営者だったとしても何のためらいもなく謝れる。それは、受け止めている証拠です。全体ミーティングで私が痛切に実感したことです。

平尾:修羅場ともいえるような出来事を越えて強い一体感が生まれたのにもかかわらず、その後業績がV字回復したら、再び組織文化が緩んでご苦労されました。そこで次の取り組みとして、「フューチャー・サーチ」(過去から現在までの社会・企業・個人の年表制作)を幹部の方々と共に作りました。西尾さんのお父様が亡くなってからの年月を振り返ってもらい、みんなで未来を考えましたね。

西尾:感慨深かったですね。自分が歩んできた道を振り返り文字にしてみると、可視化して確認できますし、実に多くの人たちから支援を受けていたことが分かります。同時に自分自身を真正面から肯定できた瞬間でした。
年表を書くまでは、心のどこかで「これでは駄目だ」とささやく自分がいるんですよね。だから追い立てられるように無理をしてでもがんばってしまう。しかし、年表を作ってみて、「まあ、良くやっている」と自分自身を認めることができました。自分自身にとって、大変貴重な機会でした。

平尾:西尾さんが過去の「わが社」の歴史を話しだすと、若い人たちも一生懸命に耳を傾けます。それはまるで西尾さんの歩んできた道を共に追体験している感じがありました。西尾さんが年表を作った後に「ここに亡くなっている先代がいたら、俺たちは褒められるかな? 叱られるかな?」という言葉を発しました。非常に本質的な問いであり、心が揺さぶられる言葉でした。

西尾:そんなこともありましたね。思い出しました。

「特に女性は今の時代、成長の速度が著しいと実感しています」(西尾)

平尾:さまざまなプログラムも実施しながら、西尾硝子は組織成長をされてきました。その成長を象徴的に確認できるのは毎年行われる「事業発展計画発表会」ですね。

西尾:「事業発展計画発表会」は2003年からスタートしているので今年で15年目。最初からすると随分変わりました。私自身も成長できました。自分が大切にしている価値観だけは変わっていませんが、その他は全部変わっています。毎年少しずつ変えて、気付いたら全く違うものになっていたというのが正直な印象です。
この発表会を見ていると、特に女性は今の時代、成長の速度が著しいと実感しています。一つは自分たちが実践してきたことに自信が持てるようになってきたという側面もあるのでしょう。例えばIさんは他社の社長とお会いして、自分が取り組んだことを評価されたことが自信につながりました。Tさんは環境委員の委員長に就いて結果が出ることで自信を持ちました。管理職であるYさんも女性陣をたばねる立場として、かなり腹の座った発言をして影響力を発揮することで自信を深めています。
現在、わが社の中では、約4人に1人が女性なんですよ。そもそもわが社で扱っている物が「硝子」と「鏡」です。にもかかわらず、もともと女性が少なくて、男の感性だけで鏡を加工していたことに課題があったと思います。もちろん、「重いから」「割れたら危ないから」など、確かに注意しなければならないことがありますから、安全対策は徹底しています。
女性以外の若手でも、Kさんは「腕がある技術者だから」ではなく、「リーダとしてマネジメントができるから」という理由で工場を任せています。若手という意味では、この前も20代の人が1人入社し、平均年齢が36.3歳になりました。平均の勤務年数も9.3年と、創業86年にもなる町工場としては、おそらくかなり若い方だと思います。会社として、若い人が増えてきた証拠です。

「創業100年の2032年が集大成」「五つの事業を柱に5人の社長を立てる」(西尾)

平尾:最後に、今後の事業と組織について教えてください。

西尾:2032年、会社が創業100年の年、私は65歳です。その時が自分自身の一つのマイルストーンであり、集大成と位置付けています。私自身は、後を継ぎ三代目としてこの事業を営んできましたが、「硝子の加工屋さん」という領域で終わりたくないと強く思っています。会社を大きくするという意味ではなく、「加工屋さん」で終わるのはどうしても納得できません。
今、硝子はどんどん工業製品化しています。メーカーの工場で全部組み込まれた製品が出てくる中で、昔と同じように町工場で硝子を切り加工しているだけという会社は、数少なくなっています。しかし、逆にこれは、「ものづくり」を伝えるチャンスだと前向きに捉えています。だから若い人が集まってきていると理解しています。

額に汗する人たちが報われる「ものづくり」をしていくためにも、今後展開する事業として五つ考えています。
もともと営んでいた「硝子屋さん向けの卸事業」、それから店舗などに特化した自分たちで取り付けまで行う「内装工事の事業」。そして「メーカーとして自分たちで作った製品や技術を使った製品を皆さんにお届けする事業」。
こうして自社ブランドが浸透していくと、今度はものづくりの現場にさまざまな人たちが見学に来ます。修学旅行やインバウンドなどを対象に硝子の切断や接着を実際に体験してもらい、硝子に対する認識を深めてもらうという、「工場見学」の事業も手掛けたいですね。

最後に、このような硝子関連の仕事をしてみたいという人のための「人材育成事業」、つまり学ぶ場の設立を構想しています。自分たちの学ぶ場を作り、卒業生は当社に入社してもらうし、他の会社に入社しても構いません。われわれの業界における次の世代を育成していく機関を設けること、人を育てること、それが私のゴールです。

平尾:西尾さんの思うように会社の事業構造を変えていくために、これから組織をどうしていきますか。

西尾:5事業なので、事業ごとに社長を立てます。そのために、自分で課題を考え、答えを導きだし、自分の言葉で伝える習慣を持った組織にしたいと考えています。とにかく自分の頭で考え、考えて行動を起こすようにと日々指導しています。
ですから現場のことに私はあまり意見を言いません。最近は会議も全部プランは幹部が作っています。従業員同士がファシリテートするようにも変えています。社外の人に会える機会も積極的に設けたいと思っています。もっともっと世の中にはいろいろな人がいるので、外部から刺激を受けてもらえるよう、意図的に仕掛けています。その中で気付きを得てもらいたい。そして、学びのために恥をかくことも大事ですね。そういう環境作りをしています。

平尾:最後になりますが、多くの経営者や幹部は、生々しく本音をぶつけ合うようなことを避けて数字だけで管理をしていきたいと気持ちもあると思います。そういう人たちにどういうことを伝えたいですか。

西尾:組織開発において最も重要なポイントは「ビジョン」です。どういう世界に行きたいのか、その部分にまず共感しないと何も始まりません。「共有」ではなく「共感」しないといけません。それはロジックではなく、感じる世界です。共感しない人と一緒に仕事しても時間の無駄です。社員の悪口など言っている社長も何人もいますが、そういう社長に限って、「自分はこうしたい」という明確なビジョンをほとんど発信していません。
もちろん自分のビジョンを率直に語るのは、決して簡単なことではありません。葛藤して悩んで「本当にこれでいいのか」と何度も自問自答を繰り返し、腹落ちするまでに相当な時間を要します。その上で仲間と方向性を合わせていく作業が必要です。この部分を逃げている人は意外と多いのではないでしょうか。

平尾:組織のベクトルがそろえるのは経験者の西尾さんの実感としては、「甘くはない」けど、会社にとって一番大切なことであり、「会社を継続させる」ためには避けて通れないことでもあるということですね。
今日は本当にありがとうございました。

 

増原裕子さんと弊社平尾との対談記事をアップしました

以前にもお伝えしたとおり、人事実務2018年9月号に「特別対談 LGBTへの取組みと組織開発」というタイトルで、株式会社トロワ・クルール代表取締役増原裕子さんと弊社平尾との対談記事が掲載されました。

企業の皆様に、ダイバーシティ&インクルージョンを「単なる正論」で終わらせないためにどうするかを、考えていただくために、増原さんが感じられている現場の話や、組織開発側から見た論理的背景など、色々お話をさせていただきました。

来年こそは、本当のダイバーシティーが多くの企業に根付くように祈っております。
全文をアップいたしましたので、是非、ご一読ください。

⇒人事実務2018_09_特別対談

「人事実務」の画像検索結果

2019/2/5(火)経営のための組織開発セミナーのご案内

「経営のための組織開発セミナー」開催のご案内

新中期経営計画が腹に落ちない本当のわけ

~2020年からの大変化を乗り切る戦略と組織を考える~

大きな経営環境変化の中で、過去の焼き直しの戦略は通用しません。
一方で、新たな戦略実行の要である組織においては、世代間ギャップや働き方改革など旧来型マネジメントが機能しなくなってきている現実もあります。
本セミナーは、これからの大変化に立ち向かう経営幹部の方を対象に、弊社のコンサルテーション事例、その論理的背景、そして実際の価値統合のプロセスについてお伝えし、変化の時代を勝ち抜く組織のあり方を考えていただくものです。

開催概要

日時:2019年2月5日(火)  15:00~18:00 (開場14:50)終了後懇親会
大手町ファーストスクエアカンファレンス ルームD
東京都千代田区大手町 1-5-1 ファーストスクエア イーストタワー2F
東京メトロ大手町駅C8,C11,C12出口直結 JR東京駅丸の内北口から徒歩4分http://www.1ofsc.jp/access/
定員:30名
参加費:セミナー&懇親会 30,000円

プログラム

1、変化対応企業の事例
今後の変化に対応するための新戦略を本気でやり切るための、経営層、管理職、現場の変革の事例をお話しします。

2、戦略をやり切る組織創りの3つのポイント
事例を踏まえながら、組織成長のメカニズムをご説明します。

3、価値統合マネジメントを実践するために
やり切る組織創りの「肝」であり、かつ最も難易度の高い価値統合とコンテントとプロセスについて学んでいただきます。

講師

大島岳プロフィール
(株)シー・シー・アイ代表取締役会長。1986年に株式会社シー・シー・アイを設立。独自の研究活動を行い企業や公共団体の経営活動・組織運営・文化戦略のあり方などをテーマとして、コンサルティング・教育・講演・情報サービス、調査などを行っている。ODネットワークジャパン理事/事務局長。

平尾貴治プロフィール
(株)シー・シー・アイ代表取締役社長。2000年に大手流通企業にて経営破たんを体験し「戦略や意識だけではどうにもならない組織の本質」を感じる。多くの企業に対し「健全な危機感を持ち本音で話し合う組織と、犠牲者感のない社会創り」に取り組んでいる。2018年4月社長就任。

参加お申込み

※満席になり次第、入場をお断りする場合がございますので予めご了承ください。なお、本研究会は、組織内部で組織開発に携わっている方を対象としております。
下記の右側をスクロールしていただくと、申込みフォームが出てきますのでそちらから入力をお願いしたします。
不明点があれば、info@cci-od.jpまでお問い合わせください。

リスクマネジメントジャーナルに出演いたしました。

リスクマネジメントに関わる調査・研究及び内部者・外部者への人材育成や認定事業をなさっている特定非営利活動法人日本リスクマネジャー&コンサルタント協会(RMCA)の『リスクマネジメントジャーナル』に対談形式で出させていただきました。

RMCAでは動画発信サイトのRCMAチャンネルの中で、特に時事問題にテーマを絞っての『リスクマネジメントジャーナル』という番組を発信されています。

その13回目となる今回、前後半に分けて『スルガ銀行、企業風土は変えられるか?』というテーマの対談に呼んでいただきました。

 

当日は、広報コンサルタントでありRMCA理事の石川慶子様と株式会社アイマム代表取締役社長の嶋谷光洋様との3人で、私の方からは特に組織風土の問題について、嶋谷様から営業チームにおけるプレッシャーについてお話をさせていただきました。

企業不祥事が起こる度に「組織風土の問題だ」という声が出ますが、そもそも組織風土というもの自体がわかりづらいものです。

 

この対談では、「そもそも組織風土とは何か」「なぜ組織風土は劣化するのか」「営業現場のプレッシャーの課題とは」「どのように組織を変えていくか」などについてお話しました。

相変わらずカメラの前でお話するのは慣れませんが(笑)、是非御自身の組織に当てはめながらご覧いただければ幸いです。

 

 

平尾貴治

 

 

人事実務に平尾の対談記事が掲載されました

人事実務2018年9月号にコンサルタント平尾の対談記事が掲載されました。

「特別対談 LGBTへの取組みと組織開発」というタイトルで、
LGBTコンサルタントで㈱トロワ・クルール代表取締役の増原裕子様と対談させていただきました。

特に、 人事ご担当者・経営層・幹部の方々に対して、LGBTを取り巻く環境を知っていただき、ダイバーシティ&インクルージョンを「単なる正論」で終わらせないためにどうするかを、考えていただくことが目的です。
現在一緒にLGBT支援活動を行っている両者から、当事者の切実感のある事例や、多様性を活かした職場がなぜ戦略成果と結びつくか、などについて対談いたしました。

人事実務 2018年9月号

対談させていただいた平尾です。

今回の対談は、「組織にダイバーシティー&インクルージョンを浸透させる本当の意味」を考えたものです。

どの企業も外部環境変化の中で、新規事業開発だ、イノベーションだ、と発信されていますが、そもそも「個人が個人として自分らしさを発信してよいという心理的安全性」のない職場で新しいものが開発できるわけもありません。

LGBTをはじめとして、全ての社員の方が「犠牲者感」を持たない会社がひとつでも多く誕生するように心から祈っております。

組織開発ラボラトリーに参加しました➀

名古屋の南山大学で開かれた、7月14-15日+プレ勉強会(7月13日)の組織開発ラボラトリー(ジャーヴァス・ブッシュ氏による対話型組織開発ワークショップ)に出席してまいりました。

対話型組織開発のベースにある、「組織とは意味を形成するネットワークであり、『どのように意味付けするか』が『どのような事実があるか』より大きな影響要素となる。したがって、組織を変えようとするならば、対話を変えることだ」という考えは、正に日々痛感していることでした。

一方で、自分自身の陥りやすいことでもあり、「痛いなー」というオモイとともに学びました(笑)。

以下私の学びです。

  • 我々が取り入れる情報数は1万件、そのうち意識的に決めるのは45件。後は「適合される無意識」にすぎない。
  • 同じようなストーリーを感じている人同士で話すことで強化され、思い込みは強まる。その時の思い込みは大体ネガティブな方向に強まる。
  • リーダーシップ(マネジメント)の最大の失敗は「適応を要する課題」を「技術的解決」のように扱ってしまうことである。
  • 経験は「客観的にあなたに何が起きたか」ではなく、「あなたに起こったことに対してあなたがどう意味づけしたか」である。したがって、「同じ経験をする」というのはあり得ない。
  • しかし、人々が経験から学ぼうとすると、「誰が正しい経験を持っているか」という競争が起こる。なので、私たちは自分達の集合的経験から学ばない。
  • 経験は4つの要素から構成されている。・・・『観察していること(ビデオカメラが映すもの)』、『考えていること(頭)』『感じていること(体)』『欲しいこと(したいこと)』。そしてあらゆる瞬間に4つの要素全てを持ち合わせている。これを自覚的に使うことだ大切だ。
    世の中の争いの3/5は人々が勝手に作り上げたストーリーによる。
  • 二者択一のジレンマに陥った時は、「いっそ、両方ともやっちゃったらどうか」というスタンスに立つと意外にうまくいくことがある。(例えば、「創造的破壊」「持続可能な開発」など。)

以上のように沢山の学びのあった今回でしたが、実は一番胸に刺さった言葉はワークショップの最初に問われた次の質問でした。

『あなたの人生における現地点で、世界はあなたから何を必要としているでしょうか』

この質問を噛みしめながら日々、挑戦していきたいと思います。

 

平尾貴治

 

新体制のご連絡

代表取締役会長就任挨拶 大島 岳

2018年4月1日より、
代表取締役会長 大島岳
代表取締役社長 平尾貴治
取締役 藤田誠
という、新体制となりました。

創業社長の吉田から引き継いだ社長職を平尾にバトンタッチし、私は代表取締役会長に就任し、2代表体制となります。

弊社は創業以来、企業の事業展開に対して組織開発を切り口としてサポートしてまいりました。クライアント企業が事業を通して社会貢献していくことに関われることは、私たちの仕事の醍醐味でもあります。これからもそのようなスタンスを大切にしながら経営していきます。

人口減少が進行し既存のビジネスモデルが成熟化していく中で、新しい事業創造がますます求められています。一方で劇的な価値効率を上げていくことも求められています。私は会長職に専念することにより、事業創造や価値効率を高める新たなサービス開発とモデルづくりに力を注いでいく所存です。

一昨年、弊社は創業30周年を迎えましたが、私たちのミッションを評価して下さったクライアントのみなさま、また我々を支えご協力をいただいたパートナー・関係者・応援者の方々には感謝しても感謝しきれません。これから新体制で臨みますが、今まで以上に、「そこまでやるのか」「そんな観方をするのか」と言って頂けるよう精進して参りますので応援よろしくお願いいいたします。

株式会社シー・シー・アイ代表取締役会長
大島 岳

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代表取締役社長就任挨拶 平尾 貴治

この度、社長に就任致しました平尾です。
どうぞよろしくお願いします。

私は新卒で入った百貨店の経営破綻の後、医療法人の事務局を経て、CCIのメンバーとなりました。
その頃の自分は組織開発(Organization Development)のことなどズブの素人でした。
しかし創業メンバーでもある大島と共に数々のプログラムに参加する中で、以前勤めていた会社が破綻してしまった本質が次第に明確になってきました。
いくら立派な戦略や優秀な人材が存在しても、「個人のあり方と組織のあり方を、従来の枠組みを超えて徹底的に本音で話し合う」ということのない組織は実に脆弱でした。
こうした「本音討議」をプログラムの根底に置き、戦略と結び付けていくことこそが「CCIの組織開発」だったのです。

もうひとつ、入社した頃の思い出と言えば、弊社内部の独特のシステムと規範への驚きでした。
一人一人が経営者として責任権限を持ち、自分で仕事を見つけ、チームを作り、成果を出し、「個人商店ではなくチーム全体に対しての貢献」をしていく、というのはサラリーマンしか知らなかった私にとって新鮮なものでした。
そしてそうしたチームのあり方こそが、クライアントの葛藤状態に入っていくときの弊社の強みでもあることに気づきました。

これからは外部環境は更に変化し、ますます答えの無い時代になっていくでしょう。
同時に働き方改革など、内部環境は複雑性と多様性を増していきます。
日々コンサルテーションの現場にいると、多くの企業が「戦略をやり切る組織」の実現に悩んでいらっしゃることを目の当たりにします。
その背景に、「なぜこの戦略を自分はやるのか」が腹落ちしないまま必死で働き、結果として犠牲者感ばかりを増してしまっている組織が実に多いことを感じています。
そんな背景を考えた時に、私は、単なる手法としての人材開発や組織構造変革ではなく、ハード・ソフトを含めた全体システムにアプローチする組織開発を、もっと社会に浸透させていく使命を感じております。

私たちの考える組織開発には、唯一無二の方法もなければ正解もありません。
ただひたすらに内部実践者と共に考えぬき変革してくプロセスこそが、本質だと考えております。
我社も新しい体制になり、未来に向けて、これからも組織の効果性と健全性を高めていくことにチャレンジしてまいります。
そしてその根底として、犠牲者感ではなく自己肯定感の高い社会・組織・個人の実現を目指していきます。

今後ともご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い致します。

株式会社シー・シー・アイ代表取締役社長
平尾 貴治

※写真左より、代表取締役会長 大島岳、代表取締役社長 平尾貴治、取締役 藤田誠

 

 

 

企業破綻の経験者として

少々重たい話を書きます。

自分の前職のそごうを百貨店として売上日本一にし、そして破綻させたトップであった水島廣雄さんのことを書いた本である『評伝 水島廣雄 ~あとから来る旅人のために~(諏訪書房)』を読みました。

これまで全く聞いたことのない話が沢山あり、一人の男の人生の物語として、また戦略の成功例と失敗例の教科書としてもとても興味深い内容でした。
読み進めながら、20店舗・30店舗を目指して拡大していた時の一社員としてのワクワク感や、給与カットや希望退職者を募りだした時の不安と怒りで胃が縮むような感情をありありと思い出しました。

 

自分の人生の中の17年間を費やした「そごう」と「水島さん」を一言で語ることは難しいです。
ただ、本を読んで再認識できたことがあります。

それは「企業の成功は戦略で実現するが、失敗は組織によってなされる」という事実です。
水島さんは「すごい戦略」を考え実現したが、残念ながら「すごい組織」は作れなかった。

もちろん当時の社員が無能だったということではありません(少なくとも私以外は_笑)。しかし「健康に機能する組織」ではなかった。

誰もカリスマに対して本気で進言できる人はいなかった。

我々社員も居酒屋で愚痴は言っても、どこかで「会社は潰れないだろう」と思っていた。

そして皆が一所懸命に働きながら、結局会社は破綻してしまいました。

 

改めて、自分が組織開発を一生のお仕事として現在やらせていただいているのは、こういうことだったのだと思いました。

会社をダメにするのは、マーケットでも戦略でもない。組織なのです。

だから、どんなに「青臭いことを言うな」と言われても、私は『組織の健全性と効果性』を作るお手伝いをし続けたいと思います。

 

平尾貴治

ODネットワークジャパン 2017年 年次大会参加レポート

8月26日(土)27日(日)の二日間、富士ゼロックス総合教育研究所スペースアルファ三宮にて、弊社代表の大島が理事を務めるODネットワークジャパン(ODNJ)の「2017年 年次大会」が開催され、参加してまいりました。

ODNJとは、組織開発(Organization Development ;以下ODと記す)に関わる実践者(経営者/内部実践者/コンサルタント)と研究者が、ともに学び、効果的で健全な組織づくりに向けて協働するコミュニティです。
今回は年次大会としては久々の東京以外での開催であり、約200名の方が参加されました。ODNJのベースとなる弊社社内で2005年にスタートした小さな勉強会を思い出すと正に隔世の感があります。
今回のテーマは「境界を越えて一歩踏み出す」
部門外、社内外、外部実践者と内部実践者など、様々な境界を超えた事例や、超えるためのワークショップなどの実践的なプログラムが満載でした。

以下、私が参加したプログラムの中のほんの一部ですが、感想です。

■講演:「企業を超えてイノベーションを起こす」濱松誠さん(One JAPAN代表/パナソニック株式会社)、大川陽介さん(One JAPAN共同発起人/富士ゼロックス株式会社)

今回のハイライトといってもよい、大会の勢いを決定づけた時間でした。
大企業の若者達が、大企業病を打破するために部門も会社組織も超えて、一体感ある企業と日本を作るための大きなムーブメントを作っていらっしゃいました。
数年にわたって活動を持続し、かつ役員の方まで巻き込んでいるのが素晴らしかったです。御発表のお二人の火傷しそうなエネルギーにすっかり惚れ込みました。

■事例発表:「コミュニケーションバリアフリープロジェクト」野口万里子さん・来山佳奈さん(塩野義製薬株式会社)

社内活性化とマーケティング双方対して、障碍者を考慮したプロジェクトのお話でした。自らも聴覚障碍者であるプロジェクトメンバーの方の発表。
単に福利厚生や社会貢献のためではなく、マーケティングとも結びつけていることに納得でした。

■ワークショップ:「自分の境界を超える」グゥエン・スターリングさん(ODネットワーク ヨーロッパ支部理事 )

Use of self(組織開発の実践者として自らをどう使うか、という考え方)の自己診断表も使いながらのワークでした。
OD介入のステップの中での自分自身の課題の明確化や、アドボカシー(自分の正しさを信じ、自分のポジションを明確にする)とインクワイアリ―(相手の視点の理解に強める)を自由に行き来するワークなどから、深い学びがありました。

■ワークショップ:「『成功体験を捨てよう』とは、もったいない」日山敦生さん(緑ビジネスコーチ研究所 )

問題に対してではなく、成功したこと対して「なぜなぜ分析」をしようというアプローチを実戦的に学びました。問題の解決や成功体験に再現性を持たせるための究明など具体的に学ぶことができました。

■クロージングセッション

四角い小さな箱に、自分自身の2日間の気づきを書き込みながら参加者同士で共有しました。それぞれの気づきのポイントの一致点と相違点を共有することで更に自分の気づきも深まりました。

・・・全体を通して私が感じたこと・・・

結局のところ「物的な境界」を超えるには、まず自分自身の「メンタル・モデル(認知や意識の枠組み)の中にある境界」を超えることだと再認識いたしました。
今回の学び・気づきを胸に刻み、これからも組織開発に邁進してまいります。

さて、以下に、弊社代表でありODNJ理事でもある大島に大会についてのインタビューをいたしました。そちらもご覧ください

平尾貴治

ODNJ理事(事務局長)大島岳インタビュー

 

Q:今回の大会開催について、今までの違いなどあれば教えてください。

ODNJの会員が順調に増加していく中で、東京だけではなく地方で開催してとの要望が出ていました。そんなリクエストを受けて、名古屋大会以来の神戸三宮開催となりました。
地方開催でどの程度集客が出来るのかドキドキでしたが、大会委員長の渡邊さんのご尽力で200名を越える参加者が集まり、おかげさまで大盛況でした。

Q:理事としてご覧になって、参加者の反応はいかがでしたか?

参加者の皆さんから頂いた感想で印象的だったのが「楽しかった!」という言葉です。何より私自身も「楽しかった!!」と心から思える大会でした。なんでそんなに「楽しかった」と感じたのか今後も掘り下げてみたいと思っています。

Q:プログラムについては、どんなことを感じましたか?

金井先生の基調講演にはじまり、ODNJ体験講座の参加者であるキヤノン株式会社CKIコンサルティング部 部長の小西さんがエクセレントアワード組織賞を受賞され講演頂いたのも嬉しかったですね。ご本人から幾度となくお話しは聴いているのですが、ストーリーで聴くとそのインパクトは新鮮でしたね。
One Japanの濵松・大川両氏の事例発表は、若いエネルギーをガンガン感じて、お行儀とかではなく荒削りで、それでいて所属組織や日本に対する愛情に満ちていて感激しました。
またGapJapanの事例発表では、パラレルキャリアの発想を切っ掛けに、NPOに社員を派遣するのですが、何より人事担当志水さんの覚悟を聴けて勇気づけられました。

ああっ! やっぱり、覚悟を決めた働きかけに勇気をもらったのでしょうね。

 

年次大会2017「境界を越えて一歩踏み出す」タイムテーブル

セミナーご報告:組織開発実践研究会「組織開発導入時のツボ」

7月20日(木)、大手町ファーストスクエアカンファレンスにて、組織開発実践研究会「組織開発導入時のツボ」を開催させていただきました。

弊社では2016年から「組織開発トレンド研究会」というタイトルで、内部実践者の皆様と組織開発の今を考えるセミナーを開催してまいりましたが、その4回目のなる今回からは、より実践のための普遍的なものをテーマにしようと、タイトルも「組織開発実践研究会」に変えました。そして今回は組織開発のステップにおいても最も成果を左右すると言われる導入時(エントリー)にスポットを当てました。

 

 

1、講演「組織開発のスタートアップと働きかけについて」

組織開発の全体像と最初のSTEPである「エントリーと心理的合意」の重要性について、組織開発研究の第一人者である南山大学人文学部心理人間学科教授でありODネットワークジャパンの代表理事でもある中村和彦氏より講演をしていただきました。参加者同士の対話も挟みながらわかりやすくご説明いただきました。

2、事例発表「CCIにおける組織開発の導入事例」

組織開発を導入する際の「エントリーと心理的合意」について弊社が取り組んだ事例を、弊社代表でありODネットワークジャパンの創業期からの理事でもある大島岳よりご紹介しました。現実の生々しいコンサルテーション事例ですので、敢えて資料も配布せずに、エントリーによる共闘体制を気づいていくプロセスと、成果への影響について経営的視点から、そして人の感情のダイナミズムからお話いたしました。

終了後は、ご希望者の皆様と場所を変え懇親会を開き、組織内で実践をする際の具体的課題などについての参加者同士の真剣な対話や、CCIメンバーへのご質問など、楽しくもエネルギッシュな時間を楽しみました。

 

 

ご参加頂いた方からの感想(抜粋)

  • 中村先生の理論的なお話しと大島さんのリアルなお話しの連動がとても良かったと思います(土谷様)
  • 事例での、ビジョンミーティングのリアリティが印象に残りました(S様)
  • 中期推進にあたり、メンバーの合意がなく進行しているプロセスロスをなくしたくて参加しました。メンバーそれぞれが持つ「本質」について聴き合う必要があると感じました。(T.H様)
  • ODの全体像が見え、自分のこれまでの経験の意味がハッキリしました。改めて課題と思ったのは継続と次世代のキーマン探しです(神山様)
  • 「変革推進者が誰か」を真剣に考えなければと思いました。(N様)
  • 中村先生の講義と大島先生の事例の関連が分かりやすく整合性があったので理解度が高まりました。(嶋谷様)
  • 中村先生のお話により、組織開発において大切にすべき価値観が明確になりました。大島さんの事例はリアルで参加者の熱が変わる瞬間の話が印象的でした。(A.S様)
  • 問題の本質を見極める大切さが印象に残りました(森崎様)
  • 具体的事例が強く印象に残りました。(T.O様)
  • ODのプロセス、エントリーの重要性を理解でき、明日からの仕事にすぐに生かせる内容でした。(増原様)
  • 中村先生の説明が非常にわかりやすく組織開発のポイントが良く理解できました。組織開発をしていくために、どのレベルのテーマから取り組むかを整理していかなければ、と思いました。(H.Y様)
  • 人間の内面へのアプローチが一番大切なことだと思いました(S.A様)
  • 現職の課題に当てはまり、解決のヒントとなるキーワードをご教示いただきました。(T.S様)
  • 自立組織を作るために相手に考えてもらえるような質問・問いかけ、そして本気でやることが印象に残った。(M.K様)
  • 目に見えないことをやる上で、説得させる一つの方法として、「それをやらないリスク」を考えるという点はとても印象に残りました。(K.S様)

 

最後になりますが、参加者の皆さま、この度は大変ご多用の中、誠にありがとうございました。

 

平尾貴治